内容説明
江戸時代。蠱惑的な美貌を持つ色若衆、月弥。彼の身体に流れるふたつの血が逃れられない運命を予感させる…!官能の美を描く、終わりなき愛の物語。
感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
えんび@灯れ松明の火(文さんに賛同)
14
隠居という表の顔の裏で、闇の司法官として活動する牙神(攻め)。その昔、盗賊団の頭として江戸市中を騒がせていたが、陰間に身を窶していたところを捕らえられ、牙神の密偵となる月弥(受け)。 月弥と牙神の微妙な関係(月弥は牙神を恨んでいる)から始まるので、最後は軽いどんでん返しになります。コミュニティの方で和装BLの話をしていたので積んでたのを思い出した。 読み応えたっぷり、耽美な大江戸捜査網っていう感じ、褌のサービスも嬉しいところ(笑)2010/12/03
ポラオ
1
●文庫版は読んだことあったけど、挿絵付きの単行本が図書館にあったので読んでみた。耽美でございますなあ。若干時代がかった挿絵が江戸の美少年の雰囲気に合っていた。2025/06/16
あんコ
0
★★★★JUNE作品。さすが山愛先生!!時代モノ耽美大江戸捕り物帳ですね(〃艸〃)ムフッ。前火付方の牙神とその密偵月弥の事件を絡めた愛憎劇
風祭
0
面白かったー。最後は甘々で幸せな終わり方。時代劇のスカっとした展開が楽しい。牙神の下につく四人衆もおいしいので、まだまだ読みたい2013/01/23
まかろん@大人腐乙女
0
とんでもなく凄い美少年が出て来る時代もの。嫌よ嫌よも…でいつの間にか、使役するものされるものを超えた愛が芽生えていたというパターン。あまり読まない作風なので、ちょっと面白かったです。鬼平が頭をよぎって仕方なかった(笑)2012/05/31
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