八月の降霊会

八月の降霊会

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  • サイズ B6判/ページ数 355p/高さ 20cm
  • 商品コード 9784048731287
  • NDC分類 913.6
  • Cコード C0093

内容説明

足を踏み入れたときから。いや、招待状を見たときからか。この妙な感じは何処から来るのだろう。この家から、それともこのなかの誰かからだろうか…。真夏の山荘を舞台に真実と嘘がからみ合う、異色の書き下ろし長編ミステリー。

感想・レビュー

※以下の感想・レビューは、株式会社ドワンゴの提供する「読書メーター」によるものです。

オーウェン

55
真夏の山荘に招待状で集められた人々。 複数の人物にある共通点が見つかるが、それと同時に殺人が起き、行方不明の人物まで。 降霊会の通りに、死んだ人間や過去の出来事が重要なピースとして明かされていく。 ミステリの定番の設定ながら、なんとなくファンタジーの要素が入り、終盤はホラーのような雰囲気に。 結末は分かったような分からないような。 何とも不条理な後味だった。2021/04/25

Yuna Ioki☆

48
1357-53-14 若竹七海作品初読み。やはり怖いのは死んだ人間より生きてる人間だなあ。特に狂ってる人は普通の人では考えられない思考と行動するし。その上お金持ちなら無敵なのかもしれない。。。ラストはちょっともやっ(¯―¯٥)2016/04/07

J7(読メ低浮上中)

43
う〜ん、これまた珍妙なものを読んでしまったという思いだ。人里離れた山荘、集められた人々、降霊会、ときたら本格ミステリを期待するじゃないですか。ところが中盤から一筋縄ではいかないスピリチュアリズムが顔を出してきて・・。世界観がおかしいとか、投げ出したくなるような酷い作品とは思わなかったんですよ。作者が描きたいものは感じられて、それで最後までは読めたんですが、説明セリフの連続のような文章のせいか、あるいは作者のお話の見せ方が洗練されていないからなのか、兎にも角にもうーんなんだかなーという気持ちになりました。2017/04/04

雪紫

40
再読。展開の大部分は覚えてる。オカルト要素高めのミステリのようでそれを解決した末の本性は謎を残したホラー。とりあえず再読でも思ったけど、あの人やあの人は死ぬ必要があったのだろうか・・・(一部の人も謎のままだし)。若竹さんの最近の作品に慣れた身には、異色作に見えると思う。ホラーは謎を残すくらいが良いと思うけど(ある意味ホラーの醍醐味)、こっちは謎を明かして欲しかった(ちなみに「遺品」は明かしてた)。・・・だから余計記憶に残ってたのかな?2020/07/25

あたびー

38
ホラーなのかミステリーなのか判断つけられずに読んでいましたが、結論としてホラーでした😅富豪の水屋から交霊会をやるからと言われ箱根の別荘に集合した人々。ずっと以前に起きた誘拐や、水屋の異母妹についてなどの複雑な事件が絡み合い、どんどん想定外の方向へストーリーが迷走していく。一応収拾がついたと言っても良いのだろうが、なんだかモヤモヤする。2024/02/27

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