内容説明
近未来。そこでは十五歳から十七歳の少女たちが突然原因不明の死をとげ、人間を襲う屍体・ステーシーとなって蘇る“ステーシー化現象”が蔓延していた。増え続ける彼女たちを再び殺すには165以上の肉片に切り刻まなければならなかった。また、ステーシー化現象の発生と時を同じくして、東洋の限られた地域で数十人の畸形児が生まれた。いずれも女児で、彼女たちは容姿とともに、人と異なる“力”を持っていた。彼女たちの多くはステーシー化し再殺されたが、十数人の畸形児たちは、再殺部隊の追跡を逃れていた…。
感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
アナーキー靴下
83
【オール・ハロウズ・イヴ(All Hallow's Eve)Horror読書会’21】再読。二度あることは…の「この人私をわかってる」まさかの長田ノオト! 筋肉少女帯『ステーシーの美術』の「再殺部隊」、血まみれでロマンチックな話が大好きなので、胸の高鳴りを抑えきれず購入した思い出。ステーシーとはある日突然ゾンビ化し始めた少女達のこと。彼女達を165個の肉片に切り刻む再殺部隊。生きることの不条理さ、許し、解放みたいなテーマがあるにしてもそんな風に考えて味わうのは無粋と感じるグランギニョール的で悪趣味な物語。2021/10/25
YM
53
二階堂奥歯さん恋愛ものベスト15より。とっても痛かった。ホラーなんだけど純愛というか、懺悔というか、よく分かんない感情でぐわんぐわんする。15から17歳の女の子が突然ステーシー(ゾンビ)になっちゃって、襲ってくるから、動きを止めるには165以上の肉片に切り刻まないといけない。それを親や恋人や、特殊部隊がやるんだけど、まあつらい。でもほっといたら襲ってくるしだんだん感情がおかしくなってくる。愛は不条理を受け入れて、乗り越えられるだろうか。少女に背負わせるとこがオーケンよなあ。ごめんねって思いながらの読了。2014/12/26
林 一歩
18
エロ・グロ・ナンセンス。まあ、そこまで高尚ではないか、下世話なゾンビ物です。企画物のAVみたいです。2013/01/07
Carlos
6
全くわからなかった。2013/10/15
AYAKA
6
読了です。スプラッタで不条理・・擬音がグロくって、私にはちょっと無理なお話でした。新興宗教オモイデ教は 面白かったけど。2012/11/16