内容説明
俳句界話題の新星の第一句集。第４０回角川俳句賞奨励賞受賞作「Ｂ面の夏」を中心。“結社の時代”に俳壇に彗星のごとく登場した美しい恋の句の名手。
感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
Э0!P!
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夜店の灯彼の袖口放さずに、ヨットの帆膨らみきって片想ひ、風鈴をしまふと決めてからの音、前略につづく夜長のエトセトラ、湯ざめして両手に余る夢の数2023/04/23
galoisbaobab
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「失恋する」というタイムラインに乗っかった叙情的俳句。俳句っぽくない単語を選びつつも伝統を排除しない真摯さと恋する乙女の淫らさが交錯し面白いね。本のデザインもステキ。伊集院静と同じく「写真奪って緑陰に走り込む」が一番好きかな。あとは「さよならを言ひかねてゐるあきつかな」が好きだね。俳句ものにはまる予感。2015/01/10
双海（ふたみ）
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「羅にきつと涙の似合ふひと」「香水の枕詞のごと匂ふ」「うしろからふいに目隠しされて秋」などが印象に残りました。2013/05/19
浦和みかん
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時代感を含めて『サラダ記念日』を思い起こすなあ。恋愛が主題なのだと思うけど、若者の生きてゆく上での迷いが感じられた点が特に良かった。<風鈴をしまふと決めてからの音>2016/12/20
平成おっす
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読んでよかった
