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内容説明
『九校戦』。そこでは毎年、全国から魔法科高校生たちが集い、熾烈な魔法勝負を繰り広げていた。七月中旬。第一高校でも、将来の魔法師候補たちによる優れた選手団が組織されていた。遠征メンバーには、『新人戦』に参加する司波深雪と、その兄・達也の姿もあった。競技に向け決意を新たにする深雪だが、一方で達也の表情は晴れず…。『九校戦』で勝利を掴むためには、選手の運動能力の他に、もう一つ重要なファクターがある。それは、選手たちが持つCAD(術式補助演算機)の調整。―魔法の苦手な司波達也が、魔法の代わりに得意とする分野。達也によって調整されたCADを手に、第一高校生徒による華麗なる圧勝劇、その幕が開く。
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感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
いーたん
102
1、2巻で感じた、読みにくさは、さすがに慣れてきて、すんなりと読むことが出来ました。 今回は九校戦という、魔法科高校の競技会で、現実にはない競技でしたが、視聴済みアニメの映像と巻頭の競技解説により楽しく読めました。国際犯罪シンジケートの不穏な動きはありましたが、まだまだ派手なアクションがなく次巻が楽しみです(アニメ視聴してるので内容は把握してますが) アニメといえば、藤林少尉がビジュアル的に1番好きです。2015/04/29
あーさん☆転スラ·薬屋·本好き·魔導具師ダリヤ続々アニメ最高です!!(≧▽≦)
58
アニメが再放送中なので、再読。ここはやるかな?(?_?)2020/01/19
Yobata
57
七月中旬に開かれる国内にある魔法科高校の九校から選抜された生徒達が競い合う九校戦。二,三年は当然の事、一年生も新人戦として競技が行われる。当然の如く優秀な深雪は選ばれるが、達也は二科生ながら魔法知識,CAD操作技術を買われエンジニアとして九校戦メンバーとして参加する事に。往年のライバル,第三高校と熾烈な争いを続ける一方で魔法科高校の外部から九校戦に邪魔が仕掛けられ…。九校戦上巻。この厚さでまだまだ始まったばかりw今回は達也の過去,背景が多く語られたね。クールすぎ,達観しすぎな理由の裏にそんな悲哀な秘密が→2013/08/16
芳樹
46
【再読】精霊魔法を操る幹比古が新たに加わり、達也が軍関係者で、天才エンジニアで、魔法術式開発者トーラス・シルバーであることが初めて明かされ、出自の秘密の一端に触れられる今回した。さていよいよ『九校戦』 ですが、競技だけでなく競技への妨害企む何者かも動き始めました。それにしても、かくも多様で魅力的な種目を創出した作者の想像力には唸るばかりです。幹比古との出会いから達也のエンジニア就任〜九校戦三日目まで。そして、本作の代名詞『さすおに(さすがはお兄様です)』初出。2021/04/16
けろり
39
色々な事情はあるのですが、達也とその周りの女性の方々のやりとりを読んでいると、深雪のようにやきもきとしてしまいました。不穏な動きをするものたちもいたりと中々ハラハラとさせられる展開です。事情が少しずつ明らかになってくると、幹比古たちとの関わりの中で達也が少しずつ“高校生らしく”なっていく様は嬉しいような切ないような気持ちになりました。2018/03/24