内容説明
サイド7・1バンチ「グリーン・ノア1」で、ティターンズの試作ガンダムがエゥーゴのMS隊に強奪される事件が勃発。これを機にティターンズとエゥーゴの戦闘が激化する。ケラウノスもカラバに合流し、今まで以上に大きな作戦に投入されるようになっていた。ヴァンは順調に撃墜スコアを伸ばし、エースパイロットとして成長していたが、ティターンズのバーダー少佐との戦いで弄ばれ、恐怖心が芽生えてしまう。ヒューエンデン基地の奪還作戦で、アーネストらニコシア隊がケラウノスの前に立ちふさがる。スランプに陥っていたヴァンは、アーネストのマラサイに袈裟切りにされ墜落していくのだった…。
著者等紹介
神野淳一[カミノジュンイチ]
1971年生まれ。明治大学SF研出身。2002年、第9回電撃ゲーム小説大賞選考委員奨励賞を「シルフィ・ナイト」で受賞。2003年、同作で作家デビュー。2006年、電撃ホビーマガジンにて「ARMORED CORE Retribution」連載開始。以降、2009年までARMORED CORE関連の小説を同誌及びWebに掲載(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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感想・レビュー
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餅屋
8
シリーズ3冊目、表紙は朱のマラサイ▲ティターンズのバーダー少佐と初めて対戦!新型MS「ワグテイルⅡ」登場‼▼宇宙世紀0087ガンダムMk-Ⅱ強奪が噂に…『Z』時代が始まった!カラバ加入で補給改善、ガンダリウム合金の支給で改造が捗る♪ジャブロー強襲ではエゥーゴによる核使用とマスコミが流す世相!アッシマー登場で、アフリカTR-3キハール運用実験に言及ニヤリ♪ティターンズに編入されたばかりのNT研究所連合が『ガルダ』を追撃との情報にニヤニヤ♪強化人間をナデポンするアーネストすら内戦と認識し始めた頃(2011年)2025/07/06
FUKU
1
カラバの描かれてなかった活躍とか、どういう風に支持されてたとか、描写がリアルで引き込まれる。2021/10/29
のりすけ
1
口絵より、「WAGTAIL II / HIーZACK【EPIDENDRUM】」2012/02/18
ゲ2(げっつー)
1
初版 誰が死ぬのだろうかと考えながら読んでいた。ヴァンとダニカ、それにロスヴァイセ以外は誰が死んでもおかしくなかった展開に思えた。それこそアーネストが死んでもおかしくないと思えた。結局は名前のあるキャラは誰も死ななかったが、でも食い入る様に読めた。ガンダムの小説の中ではかなり作品の世界に引きこまれた作品だと思う。細かい戦闘描写が良い。2011/09/29
ラゴプス英二
1
『ADVANCE OF Z』シリーズ第二弾。遂にグリプス戦役が勃発しました。読みどころは、あまり描かれる事のなかった地球上の反連邦組織『カラバ』の『アウドムラ』以外の部隊の活動ですね。戦争は一つの部隊だけが戦っているわけではないというのがよく判ります。GM好きとしては主人公が『GM改』の改修機に乗っている所もポイントが高いです。後は、ハイザックやGMⅡといった『Zガンダム』本編中ではヤラれメカとしての扱われていた機体が主戦力足り得ると描写されているのが良いですね。“新型機ばかりの戦場”は不自然ですし。 2011/09/26