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内容説明
人間の願いごとを叶え、その見返りに魂を手に入れる悪魔たち。その中でも、さまざまな手練手管で人間社会を堕落させてきたバルサザーは、地獄きってのヤリ手として広く知られていた。ある日、人間に召喚され地上にやってきた彼が出会ったのは、恐ろしいほど悪知恵の働く一人の美少女だった。彼女の魂を狙うバルサザーだが、思い通りにはいかず―。お互いを出し抜こうとする、イケメン悪魔と小悪魔美少女の奇妙な同居生活を描く、マジカル・ホームコメディ(!?)。
著者等紹介
大坂翠[オオサカミドリ]
札幌生まれ(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
※書籍に掲載されている著者及び編者、訳者、監修者、イラストレーターなどの紹介情報です。
感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
射手座の天使あきちゃん
68
あまり酷評しない私ですが、これは最低! ご本人もあとがきに書いておられますが、そもそもが仲間内に送ったメール小説が原点とか? ご自分の色々な思いを詰め込みずき、仲間内・楽屋落ちのギャグやらネタやらで笑えませんね、もうちょっと整理したほうが良かったかも おっと、「田酒」飲み過ぎて、ちょっと言い過ぎましたね!? <(^_^;2012/08/04
にゃんころ
27
序盤から中盤にかけてあまりにもゴチャゴチャと情景が変わるもので、外国のギャグアニメ的な不条理ギャグを連想してしまいました。慣れもありますが、中盤以降はなんとか進行に頭がついていけるようになり、真相解明編(?)は結構おもしろい展開で楽しめました。ちょっと好みだった。強引な展開が多いですが、なんとなくそれも狙った感があり、ある意味味かなと。結局L様との関係やシナモンの存在あたりは謎のままでしたが、これはちょっとでも触れて欲しかったかも。 2011/12/05
のいじぃ
26
読了。高スペックで残念なイケメン悪魔と聡明でおちゃめの過ぎる小悪魔系少女の物語。日本名が入っているだけで雰囲気はどちらかいと言えば外国のような本作品、おどろおどろしい雰囲気から始まる物語は、コメディでした。哀愁とお笑いを振りまく前半、特に2章は笑いました。大好きです。悪魔のバルサザーが下手にヘタレないのも、合間に見せる本気も良いです。ですが途中から仁緒があるものを手に入れ、戯曲が始まるあたりからややダレ気味に。ロジックもくどく、そこは残念でしたが最後はニヤニヤ、いや微笑ましく終わり、悪くはない一冊でした。2013/10/25
あや
23
正直途中で何度も読むのをやめようか迷った一作でした。悪魔のバルサザーと黄金の魂を持つ仁緒の頭脳戦めいたものはとても面白かったのですが、何だか魔力のせいで唐突に舞台が変わってしまうところや、常軌を逸した蜜の家族など何度も置いてけぼりをくうような感覚になりました。物語終わり方は実に素敵でした。バルサザーの言葉がまさか仁緒に影響していたとは。偶然よりも必然を感じますね。だけど何だかんだでこの本の中で私が一番好きなのはシナモンです。あの子供のような喋り方が何とも愛らしくてたまりません♪家に一匹くらいほしいな…笑2013/02/05
た〜
18
エリート悪魔を手玉に取る小悪魔的少女。痛快です