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内容説明
反乱の首謀者として身柄を拘束され、裁きを待つ身となった在野の術士・芦屋道代。だが、彼女は思いもよらぬ発言で陰陽寮から譲歩を引き出す。特例的監視付きで仮釈放された彼女が向かったのは、自らの故郷である兵庫の港町。一方、そんな道代を追って夜統が、さらに夜統を追った澄香殿下までが立て続けに帝都を出奔。二人は旅先で雨宮潤という霊媒の少女と出会い、やがて平安の世に名を馳せた二人の大陰陽師に繋がる雨宮家の宿業へ関わっていく―。
著者等紹介
宇野朴人[ウノボクト]
ライトノベル作家。1988年生まれ。弘前大学在学中(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
※書籍に掲載されている著者及び編者、訳者、監修者、イラストレーターなどの紹介情報です。
感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ドワンゴの提供する「読書メーター」によるものです。
konkon
8
芦屋道満と安部清明の話面白かったです。続くとなってましたが、続編でてませんよね。続き読みたいです。2014/07/04
tonkatudon
7
芦屋道満って在阪で有名なんですね。 陰陽師やらの登場する、伝奇物で必ず活躍する芦屋道満についての過去話を元にした読み応えある伝奇バトルでした。 おかげで読み切るまで、長い間積み本になっていました。 前回、将門の話と同じく、演劇を交えながら、過去の歴史の敗者にスポットをあてた話が展開されていきます、おかげで少し展開がまだるっこしい気もしますが、それがこの話の面白いところでもあります。 いや、3巻出るんだろうか・・・ 2012/06/06
Mu@仔羊堂
6
うーん、これは、ちょっと微妙だなあ。もちろん物語の語り口は堅実。キャラもドジッ娘の登場で楽しいし、クライマックスの神龍との戦いも面白かった。でも物語の構成がなんとも微妙なんだよなあ。ラストに神龍退治を持ってくるのであれば、この話は本来道代を主人公にすべきだった。でも前半の主人公は夜統だし、長い昔語りの主人公は芦屋道満だ。これでは物語の焦点がずれてしまう。この構成は本編の勢いと印象を薄くしてしまって、よくない。長い昔語りが入ったこともあって話の展開も遅い。この先、どうしたものかなあ。2015/09/17
N亭
5
晴明さん:`無´法者、道満さん:道徳者。でも、出番少ないけど、女主人の性格がいい感じに個性的で、道満さんとの関係が光っていた。2011/07/05
葉月雫
3
何度読んでも最高だ。本来であればアルデラミンと並ぶ大傑作シリーズだっだはずなのに残念でならない。いろいろ事情はあるのでしょうが、続編をあきらめないで下さい先生! オススメ度:★★★★★2015/12/06




