内容説明
超高齢社会の到来とともに、システム崩壊を余儀なくされる日本の医療。そんななか、iPhoneやiPadといったスマートデバイスを活用し、自分たちの力で業界再生を図る医療人たちがいた。彼らの試みの数々が切り拓く、医療の次世代モデル「医療3.0」とは?情報革命を推進する事業家・孫正義氏との徹底討論を通し、医療の未来像がいま語られる。
目次
序章 現場からの革新者たち、集まる
第1章 医療「崩壊」から「解放」へ―ITで仕組みを変える
第2章 iPad、iPhoneで医療教育を変える
第3章 他職種との連携で今後の在宅医療ニーズを支える
第4章 ITで情報を共有し、最良の医療を実現する
第5章 日本の医療をITで救え!
感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
Humbaba
5
医者は,患者の申告した情報に従って医療行為を行う.そのためには,患者は情報をもれなく提供する必要がある.紙によって除法を提供する場合は漏れがある可能性もあるが,電子的に提出した場合には,漏れがあったら提出前にそれを見つけ出すことができる.その他にも,全員がタブレットを持って知識を共有することは,計り知れないほどの価値がある.2012/02/04
Kentaro
1
ICTの進化により、医療改革を進めるためにどんなことが出来るのかを、iPhone、iPad、クラウドにより実現できるということを、実際の取組事例も紹介しながら、何人もの医師が対談形式で紹介し、国に対して提言している一冊でした。 この本は2011年に発行されていますので、このタイミングでは相当に尖った取組をされていたし、国にも提言していたんだなあと感慨深く思えます。2017/05/26
秤谷隼世
1
医療の現場を、iPhone,iPadを使ってどうするかみたいな話。業務効率化とかの話。よく言われることばっかりやけど、最後らへんの孫さんがファシリテーターしている対談のところはとっても勉強になった。100億投資して10兆のコスト削減するっていう、そういう感覚は大事にしたい。2017/07/03
やまじ
1
主に現場での医療の話。消費者(患者)側の改革を見てみたかったので、少し期待とは違ったがそれぞれの試みなどはとても面白い。特に、薬剤師を在宅医療でもっと活躍させようとする仕組みの話が興味深かった。2016/04/09
ビリー
1
スマホ・タブレットというよりはiPhone・iPadの話だったが、内容はなかなか楽しく読めた(自分はアンドロイド端末なので具体的なアプリの話とかはもやもやしたが)。医療における情報インフラについては昔から色々言われているが、この本は抽象的な理想論ではなく現実的・具体的なところにスポットを当てているのが好感を持てる。また国レベルの問題、地域レベルの問題、院内・社内レベルの問題がそれぞれフラクタルな構造になっており、同一の手段でそれぞれ解決・改善できるというのがまた面白い。2014/03/07
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