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内容説明
魔王退治の旅を続ける魔法少女のアンジュたち一行は、銀竜ユランの手掛かりとトモエの出生の謎を解くべく、マオの空中遺跡へ。そこで彼女たちを待ち受けていたのは、トモエと同じ顔をした殺戮妖精ヒナギクだった。ヒナギクが語るトモエの出生に秘められた悲惨な事実とは。そして、アンジュたちにつきまとう、『恒久平和の実現者』ソーマとの戦いの結末は。さらに、思いもかけない出来事が、アンジュたちの目の前で起こり―。新感覚ファンタジー第4弾。
著者等紹介
志村一矢[シムラカズヤ]
第5回電撃ゲーム小説大賞選考委員特別賞受賞。受賞作『月と貴女に花束を』でデビュー(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
※書籍に掲載されている著者及び編者、訳者、監修者、イラストレーターなどの紹介情報です。
感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
まりも
15
トモエ覚醒回。今まで空気だったトモエとヒナギクの関係やその後の展開に四天竜の存在と全てがある程度予想できた通りだったので面白みがなかったかなぁ。トモエが殺戮天使になってからあっさりと勝負がついてしまったので拍子抜けしました。あの予言はなんやったんや。トモエ、ヒナギクの心理描写も浅かったので残念。レイヴェンが黒幕っぽい動きを見せたので次以降に期待かな。2014/04/09
ゴローさん
8
今回はトモエさん回。まさかあのヒナギクがデレるなんてっ!最後まで敵対する関係がぐっと続くものだと思ってました。しかし四天竜の登場がパターン化してきたので一発で見抜けてしまいました。ソーマが後々面倒な事してきそうでそこが心配です。もし終結後に後日談があるならトモエさんとヒナギクの幸せな話が読みたいです。レイヴェンちょっとどうした。ここで黒幕説の浮上ですか?2012/10/07
カインズ
8
【罪へどう向き合うか】トモエの過去が明らかにされる巻……なのだけど、「そのシーンは、もう少しドラマチックにできなかったんかい!」とツッコミを入れたくなってしまいます。だって、単に説明を受けているだけなんだもの。その後のヒナギクとの対決シーンもヒナギクの心情描写が少ないために、ヒナギクの心情の変化が少々急に思えてしまいました。ただ、トモエとヒナギクが最終的に得た優しくも厳しい結果は、感動的でした。ウェルチのこともあり、本当に良かったと思います。あと、必死でアンジュの看病をしたレックスに男を見た。2012/01/31
マーシャル・アーツ
4
まあ簡単に言うなら、トモエさんパワーアップ回な今巻。本当に、このシリーズは一つ一つのステップの踏み方がうまいですね。そして、最後の展開はホントに唖然とするものだった。2012/04/29
ひかど
4
アンジュとレックスの旅に同行していたトモエについてはどんな目的のために生まれたのかは予想できましたが、それをしっかりと優しさを悲しみのある話に持っていったのは良かったです。しかし、最後の最後に黒い展開が訪れてビックリしました。ええ、これでもかと言うくらい衝撃のラスト。この出来事をどのようにして進めるのか、次巻を読みたいと思います。2011/10/23