内容説明
信長の400年前、龍馬から700年前に、海の向こうに夢を馳せた平清盛。武士棟梁家の嫡流として生まれ、貴族社会が揺らぐ混迷の平安末期を駆け抜け、初めて武家政治の時代を築いた変革者でもあった。そんな清盛がなぜ長い間日本史上で「驕る独裁者」「悪逆非道な人物」とされてきたのか?歴史に裏切られた武士の実像に迫る。
目次
第1章 武家棟梁から太政大臣へ
第2章 独裁者の栄光と孤立
第3章 武人政治家の素顔
第4章 富と権力
第5章 虚像の言説をめぐって
第6章 武家政治の創始者
終章 「清盛像」の成立
著者等紹介
上杉和彦[ウエスギカズヒコ]
1959年、東京都生まれ。東京大学文学部国史学科卒業、同大学院博士後期課程中途退学。東京大学史料編纂所助手、明治大学文学部助教授を経て、2003年より明治大学文学部教授。博士(文学)。専門は日本中世史、特に鎌倉幕府(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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