内容説明
大事件が起きるたびに、存在が注目されるようになったソーシャルネットワーク。アメリカ大統領選挙の帰趨を左右し、中東の春に人々を集わせ、東日本大震災では情報インフラとして機能した。それは世界のあり方をどのように変えたのか?その代表的存在であるフェイスブックの誕生と成長の過程を追い、新たな情報の支配者の真実に迫る。
目次
第1章 スモール・ワールド
第2章 ネットワーク社会
第3章 ソーシャルネットワーキング
第4章 フェイスブックの誕生
第5章 フェイスブックの飛躍
第6章 フェイスブック効果
第7章 ポストモダンのメディア
著者等紹介
石川幸憲[イシカワユキノリ]
東京都生まれ。著述家。上智大学卒業後に渡米。南イリノイ大学で博士課程(哲学)を修了。AP通信やTIME誌で記者を務めた後、ペンシルバニア大学大学院で政治学を学ぶ。日経国際ニュースセンターニューヨーク支所長、日本経団連のシンクタンク21世紀政策研究所主幹などを歴任(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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感想・レビュー
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fumikaze
3
2012年刊、スマートフォンを使い始めた頃に。(廃棄)
sibafu
2
2012年刊行だけどフェイスブックだけでなくSNSの成り立ちが詳しく書かれているのでいいかと。マイスペースって音源を載せるサイトかと思ってたけど、ちょっと前のアメリカでは今のFB的立ち位置だったらしい。フィンチャーが監督の『ソーシャル・ネットワーク』とか、最近の海外のITベンチャードラマ『betas/ベータス』が好きな自分には丁度良い。2016/01/31
忍
1
Facebook普及の社会的背景がわかって面白かった。日本の大学とアメリカの大学の違いもわかった。向こうは寮生活が普通なのか2012/11/06
osakaspy
1
筆者の視点は広くて深い。凡庸なフェイスブックの成功譚をお求めなら、肩すかしをくらうかもしれない。だから、なかなかフェイスブック本体の話しには行き着かない。そこで投げ出さず、丹念に読み込んでいければ、最終章にたどりついて、フェイスブック革命の意味について理解がすすむ。そして、世界がどのように変容してきたかの理解も含めて。多分新書だと書ききれない部分もあって説明不足な点も否めないが、米国をより深く知る筆者ならではのフェイスブック理解が、世界的に見ればスタンダードなのだろう2012/09/29
Yoshiaki Suzuki
1
なかなか面白く読めた。アラブの春やジャスミン革命の経緯など知らなかった事もたくさんあった。未来のソーシャルメディアがどうなるか?という問いで終わっているが本当にどうなって行くんだろう。2012/10/07
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