電撃文庫<br> 魔王なあの娘と村人A―幼なじみは勇者です

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電撃文庫
魔王なあの娘と村人A―幼なじみは勇者です

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  • サイズ 文庫判/ページ数 264p/高さ 15cm
  • 商品コード 9784048705134
  • NDC分類 913.6
  • Cコード C0193

内容説明

ここはファンタジーの登場人物を育成する学校。でも“戦士”や“魔法使い”みたいな「個性」を持った連中はごく少数。大半は“村人”程度にしかなれやしない。俺、佐東もそんな“村人”の一人なんだが、ある日“魔王”の個性を持った女の子、竜ヶ峯桜子に目をつけられちまう。小柄で大人しい良い娘なんだけど「人類滅ぼしたい」とか不意に呟くのはマジで勘弁してほしい。彼女に対抗意識を燃やす幼なじみの“勇者”の光ヶ丘翼もやっかい。こちらも超絶美少女なんだが、思い立ったら一直線の猪突猛進娘で…。板挟みの俺はどうすりゃいいんだ!?―。

感想・レビュー

※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。

中性色

35
悪巧みが回りくどいのって、結構かわいい気がする。今回は最初ということもあってか、説明多めだけど、一人称タイプなのでサクサク読める。つーかページ数そんなないのも一因ではあるけど。内容としてはこれから発展していく形なんだろうけど、これでも個人的には結構好きな感じかな。もうちょい勇者にスポットを当てるような構成も見てみたいかな。2015/01/26

KUWAGATA

25
勇者と魔王もの、多いですね。で、その大半が「どこが勇者やねん魔王やねん!」とツッコミたくなるキャラだったりするという。この作品もそういう系統に属するものですが、ベテラン作家さんらしく、きっちりまとめられているのはさすがだと思います。ストーリーや設定に大きな破綻もありませんし。けれど、その分勢いやノリには欠け、少々地味な作風になってしまったようにも思います。どうでもいいですが桜子の口絵は、ストーリーとは全く関係ないですよね。や、大いに結構な絵なので全然構わないんですけどね? ごちそうさまです、はい(笑)2012/09/06

まるぼろ

18
個性的な人材を「テイル・ユニバース」と呼称している複合物語世界にキャラとして派遣している日本で、「村人」と言う没個性にコンプレックスを抱く佐東二郎が「魔王」でへっぽこな竜ヶ峰桜子に妙に懐かれ・・・と言うお話です。読了してみればかなり面白かったです・・・w 序盤の内は二郎の個性者に対する偏見と正義感は高い癖に妙に後ろ向きな考えの語り部に少し辟易しましたけど、それも読み進めて行く内に少しずつ解消されて行きました。あとまぁそういうコンセプトの作品ですけどちょっと勇者が魔王にしか思えない・・・w 次巻も早い内に。2014/05/24

彩灯尋

15
RPGにおける役割分担を学校で育成していく世界。勇者は人助けをしようとし、魔王は人類滅亡を目指しているのに本人たちが思うように立ち回れず、勇者が魔王で魔王が勇者のように見えてしまう面白さ。日常どたばたラブコメのスパイスとしてのファンタジー要素は結構好きかもしれない。これがローファンタジーというものか…設定さえ飲み込めればラブコメとしても楽しめると思う。私は好き。面白かった。2024/05/14

わたー

13
感想埋め。当時流行っていた魔王と勇者モノに一ひねりのアレンジ。住人が何かしらの「個性」を持った世界で、十把一絡げの「村人」である主人公が何故か「魔王」や「勇者」といった特別な個性を持つ人物たちに絡まれていく学園モノ。悪事を働こうとするも、巡り巡って善行になってしまうのは、ヒロインの可愛さを象徴しているようで非常に良かった。

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