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内容説明
学生が職業を持つ自立都市で、高校１年の奈斗を待っていた仕事は、キャバクラのボーイ。しかも同級生のお嬢様・瑠花が、同じ店のキャバ嬢だって！？不安いっぱいで始まった仕事。ワガママで不器用で、失敗ばかりの瑠花をなんとかサポートしようとする奈斗だったが、彼女が時折見せる弱い姿に心揺れて―。そんな中、奈斗の“担当キャバ嬢”であるほんわか美少女真琴と、クールで大人な彩香を加えた４人での同居生活も始まり、奈斗の学園生活は波乱の予感。第１６回電撃小説大賞・選考委員奨励賞受賞作家が贈る、前代未聞の学園キャバクラブコメ登場。
著者等紹介
菱田愛日［ヒシダマナビ］
１９８５年生まれ。第１６回電撃小説大賞・選考委員奨励賞受賞（本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです）
※書籍に掲載されている著者及び編者、訳者、監修者、イラストレーターなどの紹介情報です。
感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
スズ
39
学生が様々な職業に就いて都市の経済活動を担っていく自立都市に入学した黒部奈斗は、同じクラスの宮ヶ瀬瑠花と共に自分が就く職業の発表日を不安と共に迎える。そして、奈斗と瑠花に振り分けられた仕事は、キャバクラのボーイとキャバ嬢で…。慣れない夜の世界での仕事を必死に覚えながら、我儘で素直に人に謝る事の出来ない瑠花や、ほんわか美少女の真琴、クールな彩香の三人の担当になった奈斗が、彼女達が指名を貰えるように奮闘する姿が良かった。指名が貰えなくても慣れない仕事を頑張っていく瑠花と、彼女を支え続ける奈斗の関係性に惹かれた2017/07/07
KUWAGATA
17
設定はめっちゃくちゃ強引でしたが、ストーリー自体は非常にまっとうでした。地雷覚悟でしたが十分楽しめました。仕事とか、働くということを、作者さん自身が自分なりにちゃんと咀嚼されているのが感じられて、好印象でした。キャラも立ってるし、女の子同士の諍いも妙にリアルだし…。あとがき読む限り作者さん女性っぽいけれど、だからなのかな？ タイトルはラブコメ風味だけど、働くということを真面目に考えた意外と骨太な内容。この無茶な設定を「野心的」と解釈すれば、かなりポイントの高い作品だと思います。2013/01/23
(●▲●)とらうまん(*^◯^*)
12
空の彼方やTOKYO GIRL'S LIFEの菱田愛日先生が電撃文庫でラブコメ書いてらっしゃったのは前々から知ってたものの、学生都市が舞台で女の子との同居もので題材がキャバクラってところに地雷臭とでも言いますか、作者の今までのイメージが崩れるのが怖くて長らくスルーしてた作品。 しかしながら、いざ読んでみたら(キャラがテンプレ気味ではあるものの)案外面白かったし、キャバクラという職業に真摯に向き合う姿勢は仕事というものを大切にする他の菱田作品にも通じるような確かなものを感じました。2013/04/03
まふゆ
5
最初はタイトルからめんどくさい女との恋愛モノかと思って適当に読んでたけど、読んでくうちに「働くこと」の大変さや働く人の心意気やらこれから就職する自分にはとても良い勉強になった。地味に良作2013/09/30
Hirapon
5
学生の実地教育でキャバクラとか、正直ないわーとか、これ舞台がキャバクラである必要性は全く無いんだよな。えーとラノベ版ドリクラですか？ってのが本音。･･･と設定全否定だけど、物語としては面白かった。三人の女の子の位置づけ、主人公の性格、どれもラノベとして十分描けてるし、指名取るプロセスも、変な話だけど平坦なストーリーテーリングの中ではよく演出してる。もうすこしキャバクラ舞台なんだからギスギスしてんのかと思ったけど、非常に初心な内容で拍子抜けだった。まぁ逆に安心して読める内容でしたよ。2012/07/27
