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内容説明
中学時代の親友・麻耶が飛び降り自殺をした。直前に彼女からの電話を受けていた榊原真沙美は事実を受け止めることができず、偶然その場に居合わせた同級生の坂東亮輔に縋る。事情を聞いた亮輔は、麻耶の死があまりに不自然であることを指摘し、一緒に死の真相を探ろうと真沙美を促した。そして、自分にはその力がある、とも…。“なぞらえ屋”という集団に所属する亮輔は、“なぞらえ”の力をもって麻耶の死の謎を追う。“なぞらえ”というのは、古から綿々と続く魔法のようなもの―。真沙美は亮輔に、そして“なぞらえ屋”にすべてを託すことを決意するのだが…。
著者等紹介
有里紅良[アリサトアカラ]
1961年生まれ。北海道出身。虫プロダクションで20年フイルム編集を務めつつ小説家デビュー。他、漫画原作・舞台脚本家・舞台演出家等多彩な顔を持つ。漫画家夢来鳥ねむと運営する(有)La Moonの仕掛人頭(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
※書籍に掲載されている著者及び編者、訳者、監修者、イラストレーターなどの紹介情報です。
感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
タカユキ
3
なんというか、ベタというか古き良き王道みたいな感じだなーと。あとがきのロートル発言を見たからそう思うのかもしれないけど。一般人ヒロイン・真沙美の視点で進んでくれれば、感情移入というかハラハラドキドキできたかもしれない。2011/04/13
彼方
2
何度も車が通ると轍が出来るように現実も強い物語や言霊に当てはまるとその通りになる…それを利用する裏の仕事、なぞらえ屋のお話。配役を割り振っていく辺りは某メルヘン作品を思い出すものの中々面白かったです、1巻なのに結構キャラクターが出て来ますが特徴的でわかりやすいですし結末も苦くもすっきりとで好印象。しかし味方がチートすぎるのに苦戦しすぎて戦闘が微妙だったり一応ヒロインなはずの真沙美が空気すぎて心情もう少し描いてほしかったり、言葉遊びが強引すぎるような気も、元が舞台作品だったせいか残念な点も見られましたね…。2016/12/18
ブー
2
日本童話系オカルティック仕事人って感じの作品。今回は、「桃太郎」ベースのお話。このまま終わってしまうのは、惜しい気が・・・せめて日本童話・太郎系をお願いしたいところだが、「あとがき」にあるとおり、あまり無理が言えないかも・・・個人的には好きなジャンル作品!2011/04/09
真維瑠
1
ラノベスレ見てたら結構いいとのことだったので読むことに。なぞらえるということを主体に話が動くわけだがこれが結構面白くてねw まぁ現実はこんなにはうまくなってないと思うが・・・ それはともかく昔話をうまく取り入れていてその辺もよかったんじゃないかと思います。2012/01/10
soundsea
1
おもしろかったんだけど、本編よりあとがきでさらっとかかれてるなにかのほうがきにかかるよ。大丈夫なの……//もとが舞台だからこそのこの人数なのかなあ。もうちょっと人を押さえて一人一人の場面だしたほうがよかったんじゃなかろうか……何となく山場が薄い2011/10/13