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内容説明
築七十年でトイレ&風呂共同の貧乏アパートで暮らす小春原日和は、類い希な才能と呼べるほどの地味っこである。そんな彼女の“おとなのじょせいになりたい”発言から始まった地味っこ改造計画は、憧れのお嬢様学校で新しい部活(菜園部)を作ってもまだまだ続行中!姫乃宮学院統括生徒会長の鷹匠光琉が突如廃止宣言をした、“薔薇の三箇条”。それは学院内に受け継がれていた有力派閥を優先する悪習だった。そんな出来事とはおおよそ無関係なはずの日和だが、ひょんなことから第一勢力の鷲津派に睨まれてしまい、対抗すべく貧乏アパートでの女の子だらけな合宿が始まる―。
著者等紹介
五十嵐雄策[イガラシユウサク]
第4回電撃hp短編小説賞最優秀賞を受賞し、『乃木坂春香の秘密』で文庫デビュー(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
※書籍に掲載されている著者及び編者、訳者、監修者、イラストレーターなどの紹介情報です。
感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
中性色
11
安定してるっちゃ安定してる。いつもの五十嵐作品。ただ良い意味ででもあるけど、良い意味だけとは言えないような……。キャラの文体が悉く「乃木坂春香の秘密」と被るのはどうにかならんか(例えば、日和は春香だし、唯香は美夏だし)あと、乃木坂春香の秘密と違ってダレやすいのは何でかと考えてみたら、例えば裕人は基本的にはヘタレな部分もあるけど、言う時はちゃんと言うところもあったから好感も持てたけど、祐介は何言われても独白で済ませちゃってるところがなぁ。野茂ケツ(つけもの)とかは面白いし、新しい子は好みだし、何とかならんか2014/05/10
読解力なく勢いで読む人
5
うん、安心感のある気楽に読めるシリーズですな。冒頭と百人一首で展開読めちゃうからねw/日和さんはまた覚醒か………だんだんスーパーサイヤ人になってね?wラノベだから、オーラってのが比喩表現じゃなく普通に異能に感じてしまうw/あと、勘違いしてました。主人公がフラグを少しずつ他のヒロインにも立ててる物語でもあると思ってたが、メインヒロインが主人公を攻略する物語のほうだったw2011/04/21
たこやき
4
著者の作品は、このシリーズしか読んでいないのだが、3巻目で既にマンネリ感を感じる。作品の安定感などは非常にあり、ツボは抑えられていると思うのだが、それ以上が……。何よりも、基本的に何でもありの学校。基本スペックの高いヒロイン・日和。何かわからないが、色々と技術を持っているアパート住人。以上の組み合わせが磐石過ぎて、ちょっと道具を変えていくらでも書けそうなのが怖い。そういう設定を作り出した著者の勝利と言えば、その通りなのだが。2011/09/08
KUWAGATA
3
もらいもの第3巻。安定して暇つぶしに最適な一冊。ただ、お嬢様方の発言や行動様式が、お嬢様はお嬢様でも、ほぼことごとく成金お嬢様っぽいのがなんとも。っていうか、こんな戯画化されたブルジョワジーなお嬢様でも、大掃除はするんですね(P 266)笑2017/04/01
如月
3
うーん、予定調和もここまで来ると退屈。話はすぐ見えてしまうし、前作と変わり映えがしないのは相変わらずだし、絵師は挿絵イマイチだし、判を押したようにいちいち5人(6人)一緒に答える(台詞)…ってのも冗長だし、クライマックスでのヒカル会長の影が薄くて登場した意味ないし、ここまでかなぁ。2011/05/24