- ホーム
- > 和書
- > 文庫
- > ティーンズ・ファンタジー
- > 電撃文庫
内容説明
幻獣との本土決戦に辛うじて勝利を収め、日本は平和を取り戻した。しかしその代償は大きく、政治は混乱、経済は疲弊し、そして決戦を戦い抜いた日本自衛軍は壊滅的ともいえる状態に陥っていた。そんな中、唯一不気味な沈黙を守るのが北海道だった。北海道は対幻獣戦に加わらず、無傷の軍を温存。難民労働者を吸収して日本最大の生産基地へと成長していた。本土での政争に敗れた軍産複合体はこの地に拠点を移し、日本政府への反撃の準備を整えつつあった。死の商人たちの夢見る独立国家とは?そして心身ともに疲弊の極に達した5121小隊は、再び立ち上がることができるのか?新シリーズ、渾身の第1弾。
感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
奇天
4
「所詮、人間の敵は人間だよ」ってことで幻獣の戦いがようやく終わったと思ったら今度は本格的な人と人との戦いが始まりそうな気配。相変わらず便利使いされている5121小隊だけれど、壊れかかるのは人として当たり前の反応だろう。出番はなかったが裏表紙の田辺・遠坂が可愛かった(笑)2011/02/10
ちっぷ~
3
久しぶりにガンパレだぁ。読みはじめたら、読み応えたっぷりでおもしろいんだけど、その重さで手に取るまで時間がかかるよ〜。2012/01/21
またれよ
3
もうオリジナル架空戦記。それはそれで面白いので構わないけど。北海道独立ってなんだか幕末みたいな状況。政治駆け引き渦巻く人間と人間の戦い。そこには民族や階級問題も絡む。……幻獣どこ行った? 恐らくいずれは出てくるのだろうけど。新オリキャラも多数登場。そんな中で過去キャラ紹介のページはなく、あとがきもないという状況がストイック。もちろん地図はある。電撃ゲーム文庫やるおる。裏表紙はなんだったのか(笑)2011/02/16
八岐
3
北海道が北の全体主義国家になってたし!? いつからこれ【征途】になってたんだw ただし、物資その他の供給源を北側が根こそぎ抑えてるとはまた、凶悪な状況だな。2011/02/14
志月
3
見つけたときに思わずにやけた。よかった、ガンパレは終わらない。今まで存在を忘れてた北海道が今回の舞台。幻獣と同盟を結んだ今、残された敵は人間なのか。青春時代を戦場で過ごした少年少女たちは平和の中でも見えない傷を負っている気がする。2011/02/10