メディアワークス文庫<br> 信長の茶会

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メディアワークス文庫
信長の茶会

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  • サイズ 文庫判/ページ数 414p/高さ 15cm
  • 商品コード 9784048702850
  • NDC分類 913.6
  • Cコード C0193

内容説明

ときは戦国時代。本能寺の変が起きる、まさにその夜。本能寺のそばで、親しげに語り合う男たちがいた。なんと彼らは、織田信長と明智光秀。実はこの二人、ある茶器を求め、地獄から蘇ってきたのだ。冥府王の命令で、名器「つくもがみ」の行方を探っていく主従二人。そして彼らの前に現れる、悩める若き絵師・狩野元秀と謎の少女なべ。抗いがたい運命を背負った彼らは、それぞれの目的を胸に抱き、激動の時代を生き抜こうとする。そんな四人が行きつく先は、果たして―。

著者等紹介

永田ガラ[ナガタガラ]
1970年、京都府生まれ。京都府立大学、京都大学大学院で中世~近世日本史を学ぶ。新聞社勤務の傍ら小説を書く。能楽の大成者・観阿弥の若き日を描いた『観』にて作家デビュー(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
※書籍に掲載されている著者及び編者、訳者、監修者、イラストレーターなどの紹介情報です。

感想・レビュー

※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。

シン

11
ライトノベルと思って読みましたが内容はライトでなかったと思います。よく調べられて描かれていたと思います。ただ、最後の方で本能寺の変があった6月の表現を「6月の初夏の夜明け」としていたのが残念でした。旧暦6月は「水無月」と呼ばれ、現在の6月末から8月上旬の「大暑」と呼ばれる一年で一番暑い日が含まれる時期です。今の暦で言うと梅雨真っ只中で初夏とはいいづらいかもしれませんが、現代人の感覚だと初夏といってもいいでしょうね。2013/08/13

紫野

7
内容はともかく、本能寺の変の解釈としては面白かった。戦国武将としての本能であり、特に熟考した結果ではない。チャンスと思ってつい手が出た、という解釈は非常に面白く、案外的を得ているのかも知れない。光秀の行動は刹那的であり、知性派の彼らしくないともいえる。自分の勝機を見つけてしまったら、やらずには居られなかったのではないだろうか。地獄での楽しそうな二人の話がもうちょっと読みたかったかな。最後の大友宗麟がステキでした。2012/03/13

さくちゃん

6
あとがきにも書いてあったけど、戦国武将はなぜ茶の湯に夢中になるのかということに対する解釈になるほど~と思いました。歴史物だけど、たまにファンタジーな場面もあり、さらっと読めました。2014/02/08

りゃ

6
本すじの結末として何を描きたかったのか正直イマイチわかんないんだけど…?登場人物はどの人もとても魅力的でした。地獄で再会した信長と光秀の関係も面白いです。2012/07/18

こう

5
ファンタジー?戦国武将が高価な茶道具を競って求めた理由の考察は面白い。2011/04/26

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