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内容説明
反乱軍の負傷兵と難民が残されたシャンヤルル僧院。その地を強襲したロンドロンド騎士団の暴虐を止めるべく、アルカインとセロ達は再戦へと臨む。それに並行して工人ナボールと南天将デルフィエの接戦も続く中、楽人シェリルと腹心のレニーは、六賢人の亀裂が決定的なものになることを危惧していた。そして、まるでその不安を嘲るかのように、眼下ではある変事が起き―セロの中でよみがえる大罪戦争の断片的な記憶。幼いフィノが見た異世界につながる門。様々な謎が糸となってつながる先に、魔族の“主”が現れる!交錯する各陣営の思惑が世界を歪めていく、シリーズ佳境の第8弾。
著者等紹介
渡瀬草一郎[ワタセソウイチロウ]
昭和53年横浜生まれ(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
※書籍に掲載されている著者及び編者、訳者、監修者、イラストレーターなどの紹介情報です。
感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
まりも
12
一気に物語を動かしてきましたね。もう少し世界を回るんだと思ってたのでこの展開は驚いた。戦闘が決着したと思ったら竜人が裏切りに魔人側の主登場とこれで物語に関わる重要人物はほぼ出尽くしたわけか。フィノのあのヤンデレはガチの病気っぽいのには思わず吹いてしまった。おっさん達の計画一番の被害者かもしれんね。何にせよ残り2冊でどう纏めるのか期待。2014/05/31
柊龍司@中四国読メの会&読メ旅&読食コミュ参加中
9
前巻のカッコ良すぎる引きからの戦闘パート、そして、決着がつきそうになってからの怒濤の展開、更にはラストの衝撃。前巻以上に次の巻が待ち遠しい。次の巻では英雄戦争の真相と過去の事件の真相が語られるんだろうと期待してます。2011/01/10
なぷ
5
フィノのセロへの病んだ執着は魔力による依存症的なものが根幹という「あ、ほんとに病気だったんだね!」なオチ。アルカイン不在の場でのまさかの急展開に早く次巻を読みたくなる。2011/07/19
桃水
5
2011/01/10:アルカインの活躍が少ない…じゃない、新キャラ登場でますますどうなるのか気になります。シェリルの攻撃は可愛くて思わず脱力してしまいそうでした(笑)2011/01/10
たたる
5
エルフール王国編の展開の遅さがなんだったのかと言うほどの急展開。特にラストはとんでもない引きだった。でも、これ本当にあと2巻で終わるのかなあ。俺たちの戦いはこれからだエンドだけは避けてほしいけど。パラサイトムーン第二部に続く終わり方だったりして。2011/01/07