内容説明
医療制度に翻弄され、ギリギリの人員で長時間の夜勤をこなす看護師たち。多発する流産やうつ、過労死、これら心身の疲弊から年間10万人以上が離職し続ける現場は、超高齢化社会となる日本を支え切れるのか?医療崩壊が叫ばれるなか、医師不足の陰で見過ごされてきた看護師問題。その深刻な実態と今後の対策を徹底追求する、初めての警告の書。
目次
第1章 医療崩壊を加速させる「看護師不足」の深刻さ(医師不足の陰に隠れる看護師問題;「2025年問題」を支えきれない ほか)
第2章 夜勤と2交代勤務の増加が現場をむしばむ(失われる母性保護;「職場流産」の実態 ほか)
第3章 制度に翻弄される看護師と患者の悲劇(制度に左右される看護労働の実態;点数のつかないオペ室の疲弊 ほか)
第4章 やりがいと苦悩のはざまで―看護師が消える理由(L字カーブの就業率;激務の中、無力感―新人看護師の苦悩 ほか)
第5章 命を守るため今こそ看護問題と向き合おう(職場単位でできることは何か;労使の新しい形を築く ほか)
著者等紹介
小林美希[コバヤシミキ]
1975年茨城県生まれ。水戸第一高校、神戸大学法学部卒業。株式新聞社、毎日新聞社『エコノミスト』編集部記者を経て、2007年よりフリーのジャーナリスト。若者の雇用、結婚、出産・育児と就業継続などの問題を中心に活動。著書に『ルポ 正社員になりたい―娘・息子の悲惨な職場』(影書房、2007年日本労働ペンクラブ賞受賞)などがある(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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