内容説明
アンディ・ウォーホルの作品に80億円もの高値が付くのはなぜか?世界の富が現代アートに集まる今、「作品の価値」に基づいた健全なマーケットこそが、芸術文化の底力となる―。種も仕掛けもあるアートビジネスの世界を、奈良美智、村上隆を世に出したギャラリストがすべて教えます。
目次
第1章 誰も見たことのないものに価値を見出す―ギャラリストの仕事(日本橋に生まれた酒屋の息子、ジャスパー・ジョーンズに射抜かれる;学ラン、自転車で巡るアートシーン―1970~80年代 ほか)
第2章 村上さんと奈良さん―アーティストはどこにいる?(村上隆のマネはするな!;きっかけは、「プレスを紹介してくださいよ」 ほか)
第3章 アートの価値はどう決まる―投資を考えている人へ(一点五三億円の絵画は高いか、安いか;「楽しみ」の耐久消費年数 ほか)
第4章 マーケットを動かすのはコレクター―アートを買ってみる(アートは美術館で見るだけのもの?;潜在的なマーケットを発掘するために ほか)
第5章 日本をアート大国に―アートビジネスの展望(日本は世界屈指のアート需要国;メディアに携わる人に―批評が仕切る、金と権力 ほか)
著者等紹介
小山登美夫[コヤマトミオ]
1963年東京生まれ。東京藝術大学芸術学科卒業。西村画廊、白石コンテンポラリーアート勤務を経て、1996年に小山登美夫ギャラリーを開廊。奈良美智、村上隆をはじめとする同世代のアーティストの展覧会を企画・開催し、海外へも積極的に紹介。現代日本のアートシーンを牽引する中心的ギャラリストとして内外で注目を集める。日本のアートマーケットを確立することが現在の課題。明治大学国際日本学部特任准教授(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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