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内容説明
思わずこぼれた一言で少しお互いを意識し始めた響と桜花。そんな中、学園祭でのクラスの出し物担当になってしまった響のことを桜花も気にしてくれているのだが、ぎくしゃくは続いたままで―。控えめながらも興味津々で喜ぶ五島潤。微妙なやりとりにも敏感な紅葉谷希美。周囲に安らぎを与えてくれる金城そら。案を練る響を応援しつつ、学園祭を楽しみに待つ潤たち。そこにキッズバンドフェスの話が舞い込んできた。さらなる成長を目指し、動き始めた結末は―!?ロリ&ポップなシンフォニー、第5弾!
著者等紹介
蒼山サグ[アオヤマサグ]
1981年生まれの秋田県出身。『ロウきゅーぶ!』で第15回電撃小説大賞“銀賞”を受賞し、作家デビュー(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
※書籍に掲載されている著者及び編者、訳者、監修者、イラストレーターなどの紹介情報です。
感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
中性色
35
小学生に定評のある作者が普通にラブコメを書いている……だと……!?まぁ、そんな中でも「道に迷ったら、小学生を見つめよう。それできっと、在るべき場所に還ってこられる」とかおっしゃってるけど。今回に関しては前巻のラストからの続きで、しっかりと膨らませてまとめたのはよかったかなと。今回の音楽理論については感覚的なものに近かったので、前回のに比べると文体では難しいかなとか思ったり。2015/02/13
Yobata
26
高校では文化祭でクラス展示に演劇部の音源提供,バンドでは今度行われるコンテストへの新曲提供と暇がない程忙しくなった響だが、夏の一言から桜花とのギクシャクした関係が続いたままでどうしたらいいかわからず…。残念美人,桜花がついに決起回。ロウきゅーぶでのゾノショージと同じ立ち位置のお笑い,煽りポジションがこちらでも出てきたねw演劇部の石動さんと水野さん、桜花を弄るコンビネーションが抜群だねwそんな嫉妬に燃えちゃう残念美人こと桜花は本当に素直じゃなかったけど当の響がお子ちゃまだったのもしょうがない点ではあるねw→2015/02/10
giant★killing
22
サグさんがメインヒロインに高校生を使うだと…(驚愕)。内容は高校の学園祭のクラスの展示委員を押し付けられた響は小学生達のバンドの練習を指導しつつ忙しい日々を過ごす。ただ前巻の桜花の発言から響と桜花はぎくしゃくした関係に。そんな様子に気付いた希美は響と桜花のために行動し始め…。今回は桜花回(希美回でもある?)。『ロウきゅーぶ!』の葵のように残念美人になってしまうのかと思ってたので本当に”衝撃的”でした。サグさん小学生無しでも良いラブコメ書けそう…。機会があれば全うな青春小説を書いてみても面白いかも^ ^。→2015/02/21
わたー
20
★★★★★面白かった。今回の名言「道に迷ったら、小学生を見つめよう。それできっと在るべき場所に還ってこられる。」閑話休題。今回は、桜花ってばやればできる子な回だった。前回のアレを敢えて流さないことで、桜花がちゃんと残念ながらもヒロインしててよかった。やっぱり、桜花が一番好みだなあ。それにしても、サグ先生、小学生以外のラブコメも書けるんですね。他にも、前回の理論的な曲作りとは真逆の感覚的な曲作りの方法も紹介されてたりして、ヒロインたちがただただ可愛いだけじゃないのが、サグ先生の作品の魅力だと思う。次も期待。2015/02/13
シータ
17
今回は待ちに待った桜花さん回。もうね、終始ニヤニヤさせられましたよ。ギクシャクしてる感じとか、元の自然な感じになるまで全部良かったです。桜花さんすごいヒロインしてました!これもう桜花さんENDしかないでしょ。頼むよマジで。霧夢達のバンドDragon≒Nutsとリヤン・ド・ファミユがお互い刺激になっていい関係になってきたね。次巻も楽しみです。2017/06/21