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内容説明
僕こと天沢出雲はまたもや途方に暮れていた。仲間たちに支えられながら続けてきた駅伝が実を結び、東京の強豪校からスカウトを受けることになった。だけど幼馴染の早苗を残して東京に行くのはどうしても不安で…。自分の将来について真剣に悩んでいる矢先、僕の前に宇宙人が再び現れた!!今度は自らを星の王子だと名乗り、僕らを地球を賭けた駅伝勝負に巻き込んだのだ。将来の選択に、地球の命運なんて僕には荷が重すぎる!!
著者等紹介
つるみ犬丸[ツルミイヌマル]
『駅伝激走宇宙人その名は山中鹿介!』でデビュー(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
※書籍に掲載されている著者及び編者、訳者、監修者、イラストレーターなどの紹介情報です。
感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
bluets8
4
出雲とその仲間たちの人の好さと気持ちの良さは変わりなく、彼らが繰り広げる青春模様はとてもよかった。しかし、宇宙人の色が濃くなって駅伝要素は微妙になった。せめて変な装置や妨害工作のない真剣勝負が読みたかったなあ。2014/12/31
サエズリ割津
3
まあまあ。前巻がきれいに終わっていたので続巻があったのに驚き。前巻ほどのインパクトはないものの、クローン人間に関することやそれぞれの恋路、進路関係のことなどを丁寧に描いていたのはよかった。出雲はてっきり小夜とくっつくと勝手に思っていたのでそういう選択をしたことが意外だった。最初はいけ好かないと思っていた王子も、物語が進むにつれて、大切な人のために自分を犠牲にできるいいキャラでした。肝心の駅伝にトンデモ要素が多かったのが気になりますが、ハッピーエンドで爽やかな終わり方はよかったと思います。2016/03/18
えだまめ
2
前巻で綺麗に終わっていたので、続刊はちょっと不安でしたが、面白かったです。 イップスを乗り越えた出雲は、東京の大学からもスカウトの声がかかるようになっていた。東京の大学に行くか、地元で早苗の傍にいるか揺れる出雲の前に、また宇宙人が! 宇宙人は相変わらず飛び道具的な存在なのですが、中身はスポ根と青春小説そのもの。揺れる心を描く心理描写は前巻で見せた鮮やかさそのままです。クローン問題もここに絡み、新たな駅伝勝負の行方は! 勝負は相変わらず熱くて、今回は逞しくなった出雲君と早苗ちゃんの関係ににやにやしちゃいます2014/12/28
からから
1
まさかの続編でびっくり。でも一作目ほどのインパクトはなかったかなぁ。お話としては王道だし面白いんだけども……うーん、いま一つ2015/05/20
goh
1
今回は悪役登場でした。悪役とは甚太郎こと山中甚太郎幸高、鹿介の兄。かなり最悪の兄貴です。また、王子様も登場。アホかと思ったらなかなかやる!地球の運命とクローンの運命をかけての対決!しかも、鹿介が敵側に!今回もみんなそれぞれ大きく成長できて良かった。2015/02/07