メディアワークス文庫<br> 生贄のジレンマ〈上〉

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メディアワークス文庫
生贄のジレンマ〈上〉

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  • サイズ 文庫判/ページ数 354p/高さ 15cm
  • 商品コード 9784048689328
  • NDC分類 913.6
  • Cコード C0193

内容説明

「今から三時間後にあなたたちは全員死にます。ただし生き残る方法もあります、それは生贄を捧げることです」卒業を間近に控えた篠原純一が登校してみると、何故か校庭には底の見えない巨大な“穴”が設置され、教室には登校拒否だった生徒を含むクラスメイト全員が揃っていた。やがて正午になると同時に何者かから不可解なメッセージが告げられる。最初はイタズラだと思っていた篠原たちだが、最初の“犠牲者”が出たことにより、それは紛れもない事実であると知り…。

著者等紹介

土橋真二郎[ドバシシンジロウ]
『扉の外』で第13回電撃小説大賞“金賞”を受賞し作家デビュー。極限状態に置かれた登場人物たちのリアルな心理描写に定評がある(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
※書籍に掲載されている著者及び編者、訳者、監修者、イラストレーターなどの紹介情報です。

感想・レビュー

※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。

モルク

90
卒業目前の高3の生徒たちに試練が襲う。校庭に掘られた巨大な生贄の穴。3時間後に全員が死ぬという予言とそれを回避する為には生贄を捧げること、志願者は自分以外の全員を守ることができる。他にはクラスごとに投票で生贄を投票で選出する。これはゲームか悪質な悪戯か。刻々と時は過ぎ遂にタイムアップ…一旦は回避したはずの危機が再び襲う。その時どうするか。自己犠牲か他の人を陥れるか。志願者が出るが時が迫る中彼女が躊躇した時、彼女のために流した涙が早くしろという悪意に変わる。これは心理戦だ!中巻に行こう。2023/01/30

えみ

62
正真正銘の心理戦。友人のために死ねるのか。皆のために誰かの死を望むのか。生贄?自己犠牲?何をどう選択しても“死”を直視しなければならない…ひとりの死か、全員の死か…命の駆け引きがゲームなどではないと分かった瞬間から、突然の異変と効果絶大すぎる演出による恐怖に支配される。卒業間近の高校三年の生徒達は突然学校に閉じ込められ、命を懸けた心理戦に強制参加させられる。読んでいくうちに次第と読者もその悪意と残酷さに翻弄され戸惑う。誰かを生贄にして生き残った罪悪感と、誰かを生贄にしても生き残りたいという保身が鬩ぎ合う。2023/01/03

ちーたん

61
ゼロサムゲーム!卒業間近の高校生が学校へ登校すると校庭に巨大な穴が現れ、奇妙な案内人からこう告げられる。『今から3時間後にあなたたちは死にます。ただし生き残るには生贄を捧げること』選択肢は3択。①沈黙する②生贄を自ら志願する③クラスの中から生贄を投票する。学校には3年のクラス生徒しかおらず。8クラスある生徒らは思い思いの決断を選択するのだが、定刻時刻いたずらと思われたものは現実となり、被害者を大量発生させることとなる。ゲームはそれで終わらず次のタイムリミットが!いざ中巻へ!(評価&感想は下巻でまとめます)2019/06/12

アズマ

33
かなり残酷で怖いです。誰かを犠牲にしないと自分が生き延びられない状況の怖さをひしひしと感じました。誰かが生贄になってほっとする気持ちを責めることは出来ないと思います。2019/11/12

た〜

28
【設定重視型】とにかくエグい(笑)こんな展開がと2冊続くのか・・・2013/11/06

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