メディアワークス文庫<br> 鉄バカ日記

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メディアワークス文庫
鉄バカ日記

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  • サイズ 文庫判/ページ数 307p/高さ 15cm
  • 商品コード 9784048687034
  • NDC分類 913.6
  • Cコード C0193

内容説明

不仲だった父から遺産として相続したマンションを意気揚々と訪ねてきた鉄郎。だが、そこには先客がいた。謎のおっさん。寝るときは寝袋。分厚い時刻表標準装備。そしてどんな会話でも、出てくるのは大量の鉄道トーク。こんな変なおっさんに遺産をとられてたまるか!と怒り心頭の鉄郎は、なぜかおっさんと二人で、北海道まで旅をするはめに!?そしてドタバタ珍道中の末に二人が知る驚愕の事実とは―。凸凹コンビが繰り広げる痛快ロード・コメディ。

著者等紹介

安彦薫[アビコカオル]
埼玉県出身。2008年に電撃文庫『機械じかけの竜と偽りの王子』でデビュー(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
※書籍に掲載されている著者及び編者、訳者、監修者、イラストレーターなどの紹介情報です。

感想・レビュー

※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。

dr2006

38
タイトルから察しの通り鉄オタは登場するが、この作品の主題は家族再生の物語だ。同じ遺言を受け取った巡り合わせで、野沢と長嶋の二人はその真意を確かめる為、一緒に北海道に行くことになった。丁度真冬のこの時期、大寒波の吹雪積雪で飛行機はもとよりJRも不通になる事がある(自分も実際ハマって苦労した事あるし)。主舞台がその北海道と青森で、利用したことがある鉄道や駅が沢山出てきたので、凄く臨場感があった(笑)主人公野沢が鉄オタ長嶋に振り回される会話がまるで漫才のようでコミカル。線路は続いている様なので、続けて次読もう!2021/01/20

すみの

28
父と呼ぶ存在の遺産のマンションで鉢合わせた面識なき37歳照彦と25歳鉄郎。互いが相続人だと主張し、その真偽を知る人物に会うため二人で北海道へ。鉄道マニアの照彦の蘊蓄やこだわりが凄く、珍道中。美容師の鉄郎は仕事で帰京しなければならないのだが、悪天候で交通手段、ルートを次々と変更。見かけは冴えない中年男性照ちゃんですが頼もしい!そしてすぐ仲間ができる。フフフと読了。2015/01/21

どぶねずみ

26
タイトルからも容易に想像できる通り、鉄ヲタの話。鉄道に全く興味のない者が、何故か見ず知らずの鉄ヲタと旅をすることになるという仰天かつ迷惑なドタバタ劇からストーリーは展開されたが、これが鉄道の知識がほとんどない者からしたら大いに役に立つわ、旅からの素敵な出会いには感動するわ、この一緒に旅する羽目になった見ず知らずの鉄ヲタの正体がを知るわで心の起伏がものすごく忙しく、そんなところがラノベらしく終始楽しめた。さらにびっくり仰天してしまう内容は読んでのお楽しみだが、続編があるようなのでまたの笑いに期待。2024/07/24

ヤスヒ

15
どこにでもいそうなごく普通の若者・鉄郎があるきっかけ?で鉄道オタクの謎のおっさんと北海道へ旅するというストーリー。とにかく出だしからおっさんのキャラが濃い!変!ウザイ!と思いながら読み進めたが・・・いつの間にかおっさんワールドに、そして二人の旅に夢中になってしまった。思いの外に旅情たっぷりで、まるで北海道を一緒になって旅しているような気分になる。旅先での様々な人達との出会いも旅の醍醐味!読み終わった時にはすっかりおっさんのイメージが良い方に変わっていたのに我ながらビックリした。鉄道で旅をしたくなる一冊。2012/09/21

ゆーぱぁ

8
あんまり好みではなかったかも。でも、鉄道の知識はすごかった!ちょっと乗ってみたくなったかも。2016/03/10

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