- ホーム
- > 和書
- > 文庫
- > ティーンズ・ファンタジー
- > 電撃文庫
内容説明
翼をもつ民からの侵略を受ける有角種。君主セレィのもと、奮戦するも既に戦局は深刻化の様相を呈し、有角種は滅亡寸前の状況であった。しかし一人の若者が戦場に舞い降りる。自らのことを『若き神』と称する彼が、ここにやってきた目的はただ一つ。別世界より来る『歴史を改変する者』を打ち滅ぼすためであった。世界を自らの理によって律しようとする強大な勢力に、たった一人で立ち向かおうとする『若き神』。その双眸には秘めたる決意が映っていた。神と奴隷の誕生秘話に迫る、期待のハイ・ファンタジーがついに開幕。
著者等紹介
宇野朴人[ウノボクト]
1988年生まれの北海道出身。弘前大学在学中。「神と奴隷と誕生構文」にてデビュー(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
※書籍に掲載されている著者及び編者、訳者、監修者、イラストレーターなどの紹介情報です。
感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
のれん
13
ぶ、ぶっ飛んでいやがる……! 序盤の異種族戦記ものでワクワクしてたら、異世界帝国による植民地主義批判の近代戦争ものになって、さらに神話の原型の怪物とカンフーバトルしてる。 マジでジャンルを複数飛び交っていて、収拾よりも突き進む若さに驚く。 武力でしか存続を許されない世にとって、独立を保つには現地の人間による不断の精神が必要。それを助ける外部神という構造に、自ら諧謔を打ってる辺り、作者の思いが溢れている。 後の作品から読んでいるのもあり、この鮮烈なデビュー作に痛烈に納得した。物語こそ矛盾に踏み込まなければ。2020/11/25
紅狐
5
ハイファンタジーというから中世モノだと思っていたらSFだった。なにをいっていr(ry 開始早々やたらとカタカナが多く文体も重いが、語彙力は確かにあるし話の作りもしっかりしてた。中でも皇子の伏線は良くできてる。ただメリェとのラブコメとかSF部分は別作品でやって、ファンタジーだけで一巻終わらせてほしかったかも。そしてアリーシアの挿絵かと思ったらおまえかよおおおおおお2010/05/17
K
4
戦う系のファンタジーかと思ったらSFのファンタジーでした!SFも結構好きなので男の人にはおススメかと(*^^*)そして設定から良かったです(^^♪2014/10/11
alleine05
4
『天鏡のアルデラミン』が面白いのでさかのぼって読んでみた。いかにも『アルデラミン』の作者らしい軍師ものかと思っていたら、『導きの星』で『ドラゴンマーク』で、さらには『カンピオーネ!』でホーエンハイムで体は鎖でできているで八極拳だった。そんなだからか、面白かったことは面白かったのだけど、少々全体的なまとまりが悪かった印象。軍師すげえええものか神様バトルのどちらか一本の路線でまとめた方が良かったのでは。今後ほかにどんな神が出てくるのか気になる。2013/05/05
47
4
これは、かなり好きな部類に入る一冊。中二っぽいだのアリーシアのビジュアル何処行っただのはひとまず置いといて、物語の持って行き方が良かったと思う。続刊にせよ別作品にせよすごい楽しみ。いやアリーシアかと思ったら鎖で縛られるオッサンだったときの絶b(ry2010/05/18