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内容説明
そもそもの発端は、だ。我が後輩の七花いわく、突然タイムトラベラーになったという。可愛い顔して、あなたマジですか!?と言いたいところだが、これがマジだったりするのだ。過去や未来に自由に跳べるとしたら、どうする?カップメンにお湯を注いで『三分後』に跳んで待たずに食べるとか―え?違う?こんな面白いことはないと、退屈しのぎに彼女と始めた時間旅行は―まぁしょうもないことばかりで。予告しておく。びっくりしたり呆れたりすることはあっても、歴史を動かすような展開は何にもない。なぜなら、僕が主人公だからだ。
著者等紹介
久住四季[クズミシキ]
1982年4月1日、島根県生まれ(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
※書籍に掲載されている著者及び編者、訳者、監修者、イラストレーターなどの紹介情報です。
感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
まりも
50
ある日突然タイムリープする力を手に入れちゃった後輩の七花を焚き付けて、下らないことにタイムリープを活用する話。主人公があほの子過ぎてちょっとウザかったけど、それに慣れたらあっという間に読み終える事ができました。結局、この物語を通して何がしたかったのかよく分からないままでしたが、収まるべき所に収まったので良しとするべきなのかな。もう少し他のキャラを活かして欲しかったけど、七花が可愛かったので十分です。特に三年後七花の可愛さは圧倒的ですわ。おもちゃ感覚タイムトラベルという帯通り賑やかで楽しい1冊でした。2015/03/20
そのぼん
42
タイムスリップを扱った青春ものって感じでした。突飛な設定ですが、ラブコメっぽい感じもして、楽しめました。2013/04/04
える
21
最初は主人公がアホすぎてちょっとうざいなぁ、しょうもないなぁと思いながら読んでいたが、最終章は良かった。「未来は確定している」と言い出した時は読むの止めようかと思ったが、最後に繋げるためでほっとした。七花さん可愛いですね。最後の告白もサラッとしてたが良かった。2014/01/09
中性色
19
なんだそのご当地キティみたいな言い方。割とシリアスになりがちなタイムトラベルSF系の作品ではあるが、これはかなりライト系学園ラブコメ要素が入った感じ。そのため、人によってはミスマッチ感を感じるかもだけど、個人的には下手にシリアスなのよりもこういうほうのが楽しめる。主人公の性格も人によってはあれだが、下手に朴念仁なタイプなくらいだったらこれぐらいの方が好き。そしてメインヒロインの七花が割りとストライク。パロネタ多い作品ゆえに今出てたら「いやらしい……」とか言ってそうなタイプ2016/08/26
(●▲●)とらうまん(*^◯^*)
19
タイムトラベルものですが、基本はラブコメディ主体。しょーもない目的のためにヒロインを振り回すおバカな主人公と、なんだかんだ付き合ってあげる七花ちゃんが可愛かったですw SF的要素のあるラノベは鬼門なオレでも終始楽しく読めた大好きな作品で、ラストシーンは青春小説としても非常にさわやかなものでした。