内容説明
世界各地で催される日本紹介イベントには数万人が集まり、マンガ本が飛ぶように売れていく。現地の若者たちは日本語でアニソンを歌い、夢は原宿や秋葉原に行くこと。だが当の日本人がその現実に気づかず、いまだ富士山と伝統芸能ばかりを海外に発信している。そのミスマッチを豊富な現地取材から詳らかにし、新たな商機を提案する。
目次
第1章 世界の若者はなぜアニメ・マンガにはまるのか(氷点下のなか『エヴァ』を観るための大行列;カヲル君の登場に「カワイイ~」と叫ぶロシア人女性 ほか)
第2章 アニメ・マンガで日本を愛した人たち(一日5冊のマンガを読むジュネーブのマンガ書店主;アニメを偏見から守るスイスの大学生 ほか)
第3章 原宿とアキバが融合する意義(モスクワ『ジャパン・ポップカルチャー・フェスティバル』のきっかけ;秋のローマ、バルセロナ行脚の企画意図 ほか)
第4章 日本はアニメで再興する(「日本のアニメは平和のプロパガンダとして使うべきだと思う」;日本は矛盾に満ちた国!? ほか)
付録 門司健次郎氏(外務省広報文化交流部長)インタビュー
著者等紹介
櫻井孝昌[サクライタカマサ]
1965年生まれ。早稲田大学政治経済学部卒。出版社を経てラジオ番組やウェブサイト、音楽PV等のプロデュース、ノンフィクション作品の執筆等を手がける。現在は世界における日本のポップカルチャーを研究し、欧州やブラジルなど世界16ヵ国延べ38都市で文化外交活動を実施。外務省アニメ文化外交に関する有識者会議委員、カワイイ大使アドバイザー等の役職も歴任(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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