メディアワークス文庫 殺戮ゲームの館〈上〉

土橋 真二郎【著】

アスキー・メディアワークス（2010/03発売）

• サイズ 文庫判／ページ数 259p／高さ 15cm
• 商品コード 9784048684682
• NDC分類 913.6
• Cコード C0193

内容説明

―誰かが言った。この二つには共通点があるのではないか。一つは時折マスメディアをにぎわす集団自殺のニュース。そしてもう一つは人間が殺し合う娯楽ビデオが存在するという都市伝説。出会いや遊びが目的のオカルトサークルに所属する福永祐樹は、ネットで偶然見つけた自殺サイトに興味を持ち、集団自殺の現場となったというある廃墟にたどり着く。だが祐樹が目覚めた時、彼を含むサークルメンバー１１名は密室に閉じ込められていた…。戦慄の密室サスペンス、上巻。

著者等紹介

土橋真二郎［ドバシシンジロウ］
『扉の外』で第１３回電撃小説大賞“金賞”を受賞し作家デビュー。極限状態に置かれた登場人物たちのリアルな心理描写に定評がある（本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです）
※書籍に掲載されている著者及び編者、訳者、監修者、イラストレーターなどの紹介情報です。

感想・レビュー

※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。

[ﾓﾙｸ]

オカルトサークルの11人が、集団自殺の現場である廃墟に行くが…気がつくと密室に閉じ込められていた。そして殺人ゲームが始まる。いわゆる「人狼ゲーム」といわれる嘘つき探しなのか。夜になると魔物に一人づつ殺されていき…果たして魔物は誰か。下巻に続く。それにしても、夜間は各自の部屋から出られないということは、別の所に一ヶ所しかないトイレには行けないということね。じゃぁ、私には無理、真っ先に殺されてしまう、なんてことを考えてしまった。余談ですが…

2019/03/12

[キャプテン]

★★★★☆＿「住宅情報クローズドサークル☁︎フェア」第ニ軒目上《村の館》。【①関東のどっか②無理やり宿泊させるサービス③リアル人狼ゲーム満喫可④防音設備完備⑤夜は部屋から出れません⑥夜に魔物（役）に殺されることがあります⑦昼のうちに交流を育む集合スペース有り⑧過去に何度もリアル人狼ゲームが開催された曰く付き事故物件】宿泊者レビュー：嘘つき探しの《人狼ゲーム》が大好きで、こんな物件探してました！魔物に対抗する斬魔刀（を模したもの）とか、ディテールもいいですね！ただ本当に殺されちゃうので、友達呼べないです…。

2016/12/21

[かのこ]

【館まつり】参加作品。都内某大学オカルトサークル所属の１１人。ネットで見つけた自殺サイトから、集団自殺の現場となった廃墟へやってくる。そして始まる殺戮ゲーム…。 巷で話題（遅いか笑）の人狼ゲームリアル版！導入が長いなーとか人物色々出てくるけど覚えられないなーとか思うけど、全てラストの着地が素晴らしければ払拭されるポイントなので、今時点で評価はしづらいな（笑） 人狼ゲームは１、２度だけどやったことあるので、それを小説にしちゃう発想は面白いと思う！( *´艸｀) 人物と設定を忘れないうちに（笑）下巻へ！☆

2018/02/15

[ちーたん]

上巻読了。クローズドサークル＋人狼ゲーム的なお話。巷では集団自殺が問題となっており、大学のオカルトサークルに所属する主人公ら11名は、現場と思しき廃ホテルを捜し当てる…しかし気を失って目覚めると全員館に閉じこめられていた！館には奇妙なアイテムが数点あり、兎のラビットなる案内人は警告する。『この中に魔物がいる。生き残るには魔物を退治しないといけない。』読みやすい文体。今のところ、いい意味のB級感でなかなか面白い！下巻でどうなるか？

2019/02/15

[じゅんぢ]

雰囲気はかなり好きだけど場をかき回す魅力ある悪役がいないせいか、なんか物足りない。

2021/09/19