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内容説明
“聖人”クラニオンの不穏な動きにより、六賢人の関係が軋んでいく中、大国サイエントロフに内乱の兆しが訪れる。“楽人”シェリルに保護されたアルカイン達は、浮遊庭園からその調査に乗り出すが、その地には魔族の影も―そんな中、セロは自身の見る夢の内容が、大罪戦争の英雄達と深く関わるものであることに困惑を深めていく。反乱軍に協力する魔族、そして内乱への介入を決めた聖教会。様々に入り乱れる各勢力の思惑を前に、アルカイン達が選ぶ道は―!古き戦争の記憶と世界の関わりが見え始める、激動のシリーズ、第7弾。
著者等紹介
渡瀬草一郎[ワタセソウイチロウ]
昭和53年生まれ。横浜出身(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
※書籍に掲載されている著者及び編者、訳者、監修者、イラストレーターなどの紹介情報です。
感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
柊龍司@中四国読メの会&読メ旅&読食コミュ参加中
12
「賢人」の賢いの文字が愚かに見えてきますが、過去の英雄達の闘いの意味がわかるときにはセロのお父さんの真の目的もわかるだろうし、今後の展開が楽しみすぎる。今回はラストのアルカインの大見得の為に丸々一巻使ったのではと思わせる盛り上がり方でした。神々が『パラサイトムーン』に繋がるとすれば…、という期待も込めて楽しみは深まるばかり。2010/10/24
まりも
10
女装したセロが今作のヒロイン達よりもヒロインらしいという事実発覚の7巻。行き過ぎた人種差別が原因で起きたサイエントロフの内乱。天将2名という魔族側の最大戦力に対抗して工人という大物が登場。やっぱり大物たちは戦闘でも圧倒的な存在ですね。ヒーローは遅れてやってくるを現すかのようなアルカインの登場シーンも熱い。もうアルカイン主人公のセロヒロインでいいんじゃないかと思うな。2014/05/30
ソラ
6
【読メ登録以前読了作品】2018/05/05
シゲ
5
ぶれないおもしろさと言うのは本当に貴重なのだけど、渡瀬さんの小説読むとそれを痛感する。癖なく、読みやすく、そして品のある文体とか、ちゃんとファンタジーしてる物語とか、敵対してたはずのものが垣間見せる人間らしさとか、もうなんかすげえ美味でした。御馳走様です。で、次マダー? …言うまでもないことだけどフィノはいつも通りです。そして一言。ヤンデレは感染する…!2010/04/10
hayamin_k
4
この巻は最後がすべて。一番いいタイミングでかっこいいセリフ。やはり主役は猫だったw2012/04/16