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内容説明
神さまが人間の願いを叶えるとしたら、神さまの願いを叶えるのは誰なんだろう。タケルは、夢の中でしか会えない少女に恋心を抱く中学2年生。ある日、戦禍に巻き込まれた彼は、“天使”に囲まれ舞い降りる、機械の羽を持った少女に助けられる。「あたしは、タケルの『神さま』だから」そう言う少女の虹色をした瞳はあまりにも澄んでいて、この天穹みたいに煌々していた。―この感覚を初恋というのなら。きっと、たぶん、そうなんだろう。『しにがみのバラッド。』のハセガワケイスケ×七草で贈る、やさしくて哀しいボーイミーツガール。
著者等紹介
ハセガワケイスケ[ハセガワケイスケ]
12月26日生まれ。福井県出身(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
※書籍に掲載されている著者及び編者、訳者、監修者、イラストレーターなどの紹介情報です。
感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
ソラ
4
内容(「BOOK」データベースより) 神さまが人間の願いを叶えるとしたら、神さまの願いを叶えるのは誰なんだろう。タケルは、夢の中でしか会えない少女に恋心を抱く中学2年生。ある日、戦禍に巻き込まれた彼は、“天使”に囲まれ舞い降りる、機械の羽を持った少女に助けられる。「あたしは、タケルの『神さま』だから」そう言う少女の虹色をした瞳はあまりにも澄んでいて、この天穹みたいに煌々していた。―この感覚を初恋というのなら。きっと、たぶん、そうなんだろう。2010/01/16
ゴローさん
3
ハセガワ先生らしい作品でしたね。一から十まで説明するのではなく、読者に考えてもらう為の抽象的な説明がまた良いです。タケルやカンナだけではなくナツミやテツとの距離感も思春期独特の雰囲気が出ていました。しかしラストが切ない…最初からこんな結末しか残されていなかったのかもしれないですが、なんともやり切れない気持ちでいっぱいですね……この気持ちこそこの作品の持ち味なのかもしれませんが。でもこんな気持ちにさせてくれるハセガワ先生の作品が大好きです。2012/10/21
杜
2
やさしくて哀しいボーイミーツガールと書かれてたんですが、最後まで読んで把握。タケル視点で読みましたが、タケルだけでなくカンナやナツミの気持ちも分かる気がしました。互いに願うからこそなんでしょうね。それでも知ることができたなら……とは思いますけれど。"変わらないものなんてない"というのは今なら理解できます。2018/06/01
こだま
2
ちょっと変わったボーイ・ミーツ・ガールでした。ラストが切ないですが、少し短いような気がしました。ぼかした表現と言うのか、あんまり細かくは言及しないところが多く、腑に落ちない感があります。そこは想像にお任せということでしょうか。ごめんなさいとありがとうという言葉が、作者らしい表現だったと感じた。2012/07/17
シズク
2
いわゆるセカイ系の作品。夢の中でしか会えなかった少女と出会い自分の願いを叶えられない彼女のために願いを叶えようと主人公が足掻く。主人公と少女の間の心情のみを重視して他を希薄にさせる手法をとっている2011/03/31
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