内容説明
十八番の「火焔太鼓」「替り目」などで知られる五代目古今亭志ん生は、昭和の大衆落語芸人として名高い。東宝名人会と寄席との対立、敗戦、レコードからラジオ、そしてテレビへと変化するメディア。「激動の昭和」をものともせず、自由に、そしてしたたかに客を魅了する落語を追求し続け、進化していった芸と生き様を活写する。貴重なホール落語・放送出演記録を収録。
目次
第1章 なめくじ長屋(震災まで;二足のわらじ ほか)
第2章 「火焔太鼓」(三名人競演と「火焔太鼓」;全国放送と雑誌の速記 ほか)
第3章 ああ、満州(古今亭志ん生襲名;禁演落語 ほか)
第4章 「お直し」(帰国;三題噺 ほか)
著者等紹介
保田武宏[ヤスダタケヒロ]
1935年、石川県生まれ。東京大学経済学部卒業。読売新聞社入社後、地方部、運動部、文化部、芸能部記者を歴任。編集委員を最後に1995年に定年退職し、演芸評論家となる。解説を執筆した落語のレコードやCDは、千枚を超える(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
※書籍に掲載されている著者及び編者、訳者、監修者、イラストレーターなどの紹介情報です。
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