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内容説明
華やかな活況を見せる遊郭都市、吉原。街一番の妓楼・秋月楼の花魁『紅』は、そのおっとりとした優しさと美しい容貌で、高い人気を誇っていた。この吉原で、続けざまに殺しが起こる。被害者はいずれも遊女と国の高官。街に不穏な空気が漂いはじめたある日、正月の大行事“花魁道中”を控えた紅の元に、脅迫状が届く。彼女の身を案じた周囲は道中の中止を勧めるが、紅は行事の強行を決意する。そして花魁道中当日…。果たして、殺しを続けているのは誰なのか?そして、その狙いは?愛と憎しみの黒い渦に巻き込まれた、若く美しき花魁の行く末や如何に―。
著者等紹介
鷹羽知[タカバトモ]
1991年生まれ(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
※書籍に掲載されている著者及び編者、訳者、監修者、イラストレーターなどの紹介情報です。
感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
本夜見
4
吉原の話なのに艶が無い!なんとも血生臭い花街だ。死んだかと思った者共が皆 なんとか助かってるのが ご都合主義…。終りがスッキリしないッ!…多分再読はしない。2010/09/27
サイレント
3
この設定で情事なしは無理過ぎる。資料を集めて書けば小説に深みが出る。風俗誌を読めば補えただろう。もっと色々な経験を積み世界を広げることが必要だ。想像でなくリアリティのある作品を求む。2010/12/02
伊瀬有佐
2
いくらフィクションでも、科学捜査するわけにはいかないよね。とか、そんなこと思ってしまった。紅の死体替え玉のあたりで。2010/07/24
あるぱか
2
文章自体は上手いのに、台詞回しが惜しい。和風歴史ファンタジーにするなら台詞回しはもっと古風でないといけないと思う。2009/06/11
三毛招き
1
けしてつまらないわけではないんだが、風俗面の考証が今ひとつでお江戸(吉原)感がない。筋としてはわるくなかったんで、次の作品に期待か。/なぜか表紙を見て紅が男だと思い込んでいた。栗本薫の「吸血鬼」に表紙が煮てたのが原因。2011/10/25
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