内容説明
1949年、湯川秀樹博士のノーベル物理学賞受賞の報は、敗戦で打ちひしがれた国民に、自信を取り戻させるきっかけとなった。いつの時代も日本人のノーベル賞受賞は、私たちに感動を与え、誇りを抱かせてくれる。2008年度の4人同時受賞まで、自然科学部門の歴代受賞者13人の業績と人物像を紹介するデータブック。
目次
1949年物理学賞“受賞理由:中間子の存在の予言”湯川秀樹―マクスウエルの悪魔に魅せられて
1965年物理学賞“受賞理由:量子電磁力学に関する研究”朝永振一郎―おや、笑ってますね、朝永先生
1973年物理学賞“受賞理由:トンネル効果の発見と「エサキダイオード」の発明”江崎玲於奈―江崎玲於奈博士の茶目っ気
1981年化学賞“受賞理由:「フロンティア軌道理論」を開拓”福井謙一―福井謙一、ラストサムライ
1987年生理学・医学賞“受賞理由:多様な抗体を生成する遺伝的原理の解明”利根川進―独創的研究の、緻密で楽天的、ちょっと野暮
2000年化学賞“受賞理由:導電性高分子の発見と開発”白川英樹―ふしぎの国の白川博士
2001年化学賞“受賞理由:「不斉合成反応」技術の開拓”野依良治―左・右分子を自在に作り分ける
2002年物理学賞“受賞理由:宇宙ニュートリノの検出に対するパイオニア的貢献”小柴昌俊―ニュートリノ天文学の英雄譚
2002年化学賞“受賞理由:たんぱく質構造解析の質量分析法の開発”田中耕一―生体高分子の時代を告げる妖精
2008年物理学賞“受賞理由:自発的対称性の破れの発見”南部陽一郎―早すぎた素粒子の預言者
小林誠・益川敏英―異色素粒子コンビの相互作用とCP対称性の破れ
下村脩―オワンクラゲ八十五万匹採取の“副産物”
著者等紹介
高橋繁行[タカハシシゲユキ]
1954年京都府生まれ。ルポライター(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
※書籍に掲載されている著者及び編者、訳者、監修者、イラストレーターなどの紹介情報です。
感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
おらひらお
kaku-t
本まーちゃん
ウッチー
スプリント