内容説明
「100年に1度」と言われる世界経済危機の中で、雇用の崩壊が進む日本。そんな逆風の中で、あえて「会社を辞める」という道を選ぶ40代も多い。なぜ彼らは、長年勤めた会社から離れる決心をするのか?辞めた後に、自分の望む仕事を見つけられるのか?それでも会社を辞めたい人のための、仕事選び直しマニュアル。
目次
第1章 働き盛りが会社を辞めるということ
第2章 間違いだらけの40代の転職!?
第3章 会社を辞めたらこうだった!―独立自営の道
第4章 会社を辞めたらこうだった!―ダブルワーク&フリー編
第5章 求人情報にダマされるな!―アラフォー世代仕事事情のうらおもて
第6章 あなたは会社派?独立派?
COLUMN 派遣切り等の現状について―日本労働弁護団・嶋崎量弁護士に聞く
著者等紹介
多田文明[タダフミアキ]
1965年北海道生まれ。日本大学法学部卒業。キャッチセールスやアポイントセールスに対する潜入取材体験をまとめた『ついていったら、こうなった』(彩図社)が話題を呼び、以降キャッチセールス評論家として活躍。あらゆる詐欺や悪徳商法に精通し、テレビ出演や講演活動を行っている(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
※書籍に掲載されている著者及び編者、訳者、監修者、イラストレーターなどの紹介情報です。
感想・レビュー
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ふろんた2.0
18
思っていた通りの内容だった。20代と比較すれば働き口は少ない。転職後も同じ職務があるとは限らないので、専門スキルとしてのキャリアが生かせるとは限らない。給料もまず減ると思われる。転職後に良い結果を得られるのは職場や取引先と良い関係を保っている人であって、そういう人は向こうからオファーも来るし、起業しても顧客はついてくる。前職の経験を積極的にアピールすると、煙たがられることもあり、若手のようなキャリアアップ目的の転職は勧められていない。著者の経験談もあるが、サラリーマンとしての適性に欠けているのが残念。2014/10/03
Humbaba
13
同じ仕事がないという状態に陥ったとしても、人によって新しい仕事を見つけられるかどうかは異なる。その違いは自分自身を客観的に認識できているかによっても生じてくる。今までと同じ方法を続けようと思ったら、会社をやめるのはマイナスでしか無いのは間違いない。2016/03/02
昼と夜
12
大分前に会社辞め済みなんですけどね、しかも私40代でもなんでもないんですけどね。あぁ2008年とか2009年辺りに書かれた本だなぁってのが印象。ネットに転がってる転職活動体験記をまとめたってかんじでまぁこんなもんだろ。ちなみに転職に対する私のモットーは「新卒入社した会社でコツコツ頑張れ、プロパーという武器はやはり強い」です。なんとなく会社辞めてなんとなく独立したお前が言うなというかんじではありますが。2015/06/15
Humbaba
8
転職によって全員が不幸になるというわけではない.しかし,一部の幸福になった人の裏には,無数の不幸になった人がいるということを忘れてはいけない.自分はその少数例に入れる程の人間なのか.そのことをよく問い直した上で,会社を辞めるという決断を下すべきである.2012/02/24
Humbaba
6
今の自分が評価されないと感じる.それは事実かもしれないが,だからといって新しいところでしっかりと評価されるとは限らない.新しい所では,いままでのルールや経験は通用せず,一から人間関係を築き直す必要がある.そのコストは非常に高い.2013/01/30