内容説明
名作『ダークエルフ物語』の待望の新作が、ついに初邦訳。残忍にして邪悪な、闇に堕ちたエルフ「ダークエルフ」。その一員として生まれたがため、世界中で忌み嫌われてしまう、心優しい魔法剣士ドリッズトの冒険を描く最新作。地下にある邪悪な故郷を捨て地上へ逃げのびたドリッズトを、地下世界のダークエルフ軍団が追う。その刺客は、悪の女神の加護を受けて狂気にかられたドリッズトの姉ヴィエーナと残忍な兄ディニン、そして抜け目ない傭兵隊長ヤーラクスル。恐るべき陰謀、親友からの疑念、避けられない死―切り裂かれたドリッズトと仲間たちを襲う悲劇とは?
感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
天動火茶遠
3
ドリッズトは正しく主人公の道を歩んでいるわけですが、主人公なだけにもどかしい部分もあるんだろうなと(作者が)。で、そのもどかしい部分を作者はエントレリとヤーラクスルで発散しているような印象を受けました。いやドリッズトは大好きですが。このシリーズはやはりアンダーダークが舞台の方が面白いです。2010/04/14
amaguri
2
小学生?中学生?の頃に読んだダークエルフ物語の続編の続編笑。いわゆるロードオブザリング的硬派な剣と魔法物です。でも、うん。大人になるとちょっと体力がもたない分厚さでした笑。少年の頃のほんのむしだった僕には余裕だったのになぁ~笑2013/02/12
schazzie
2
アンダーダークの話になると宗教が絡んでくるので、どうしても理不尽さを感じずにはいられないのだが、今回の話は手に汗握る闘いの連続で、理不尽さを上回って余りある面白さだった。しかし胸痛む出来事に涙を禁じ得ない部分もあって、ドラマチック。登場人物達が死力を尽くすには、悲劇がなければならなかったのか…。2010/06/03
宙庭隼人
1
どうしても、ヴィエーナに区切りをつけたくて、読んだはいいけど、…ヴィエーナに泣けた。最期が泣ける。しかし、毎回ウルフガーって実は生きてるんじゃない? と疑ってしまうのは何故だ。続きは、読む気がしないので読んでいないから分からないけど…
空飛び猫
1
ついに同族との縁を断ち切ったドリッズド。 ウルフガーという大きな犠牲を払って。2012/09/19