電撃文庫<br> アカイロ/ロマンス〈2〉少女の恋、少女の病

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電撃文庫
アカイロ/ロマンス〈2〉少女の恋、少女の病

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  • サイズ 文庫判/ページ数 280p/高さ 15cm
  • 商品コード 9784048674249
  • NDC分類 913.6
  • Cコード C0193

内容説明

枯葉との衝撃的な出会いから一週間。「迷い家」へと招待された景介は、新たに一族の少女を紹介される。人間である景介に不信感を露にする幼い瞳―娘は自らを型羽と名乗った。そして、次の日。型羽と打ち解けないまま下った山道の先で、繁栄派に属する少女ふたりが景介を襲撃する。彼女たちの目的は、枯葉の持つ、鈴鹿の一族頭首の証たる宝刀「つうれん」と、本家の婿候補である景介の命。枯葉と吉乃が自分に向けてくる想いや姉の行方。それらは果たして争いへ身を投じる理由に足るのか?迫る危険の中で、景介は覚悟を問われる―。血塗れの幻想奇譚、第二幕。

著者等紹介

藤原祐[フジワラユウ]
1978年大分県生まれ(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
※書籍に掲載されている著者及び編者、訳者、監修者、イラストレーターなどの紹介情報です。

感想・レビュー

※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。

まりも

28
再読。藤原祐が送る一族の血に塗れた骨肉の争い劇第二弾。はぁ、この作品の世界観も魅力的ですが、それ以上に素晴らしいのは枯葉と景介二人の心の揺れようを丁寧に描いてるところなんですよね。あの心理描写があるからこそ、このダークで切ない世界観がより映える展開になっていると思います。メインヒロインの武器がまさかのチェーンソーというぶっ飛び具合もすごく好きw巻頭にある漫画もほんわか癒されて良いですね。次巻も読みます。2015/08/13

(●▲●)とらうまん(*^◯^*)

10
藤原祐×椋本夏夜のコンビ(9月に新作出るよ!)がおくる血塗れの幻想奇譚、第二幕です。景介の苦悩と試される覚悟、枯葉たちを取り巻く抗争にいよいよ引き返せないところまで関わってきた彼がどうなるのか・・・秋津の衝撃的なエピローグ含め、続きへの期待が高まります。 人間は弱いからこそ強く、“鈴鹿”は強いからこそ脆い。本作は、どんなに強い人ならざる者より、人間こそが最も残忍で醜悪であるってことが、作品を通じてのテーマの一つとなるのかな?2013/07/23

sibasiba

9
衝撃的な登場シーン以外はイマイチ印象に残らないメインヒロインだった前巻だが、今巻でどあーずで歌い踊り家宝をあんなのにしたり魅力を増した。しかし序幕の4頁で灰原がどれだけ健気で可愛かったを教えられると主人公と同じように居なくなった後なのにドンドン灰原さんが永遠のヒロインに思えてくる。依紗子の不気味さも増して終幕のモノローグからして悪役として盛大に大活躍するんだろうな。クラスメイトの男二人は事件に巻き込まれないでいて欲しいな。2013/08/03

kiji

9
「つうれん」がいいですね。この手の作品で久しぶりに意表をつかれました。絵的にも素晴らしくラノベの特性が生きていると思います。ところで一巻からうすうす感じていましたが、最後の秋津の正体で元ネタのマンガが分かったような…2012/07/04

U

8
人間の異なものに対する嫌悪、鈴鹿の人間に対する嫌悪。型羽とのやりとりがいい。それから景介の枯葉に対する複雑な感情も。しかし枯葉はジェイソンだったか……。2013/10/18

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