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内容説明
“シティ・ニューデリー”の事件からひと月。サクラ、真昼ら“賢人会議”は、軍事演習を隠れ蓑に北極上空に展開するシンガポール自治軍と接触を図る。一方“シティ・ロンドン”を訪れた錬とフィアだが、エド、ファンメイにはシンガポール軍牽制のため、北極への出撃命令が下っていた。同じ頃、大気制御衛星の謎を追って北極にたどり着いたヘイズとクレアの前に現れたのは…。謎に包まれた“魔法士”誕生の秘密が、ついに明らかになるエピソード7、ここに開幕。
著者等紹介
三枝零一[サエグサレイイチ]
1977年兵庫県生まれ(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
※書籍に掲載されている著者及び編者、訳者、監修者、イラストレーターなどの紹介情報です。
感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
ひめありす@灯れ松明の火
30
そこは不可侵の土地。地球上にあって所有権の決められぬ場所『北極』。賢人会議、シティ上層部、そして第三局。無双の空に、竜使いとメルクリウス、天翔ける二対の翼ここに復活。決するかに見えた趨勢。否、もう一つ。絶対的不可侵にして誰も手の届かぬ究極の場。科学と言うバベルの塔が崩壊し、人々が見上げる事を忘れた今。いつしかそこに存在する事さえ忘れられた雲の上。遙かな空。始まりの白日の空、空の階を昇り、天の回廊を駆け抜けて、五人の少年少女が集う。悪魔使いとアリス。今暗雲の向こうに晒される、真実の物語。誰もが空を、見ていた2014/06/20
まりも
17
主要キャラ全員集合編。世界樹事件で異変が起きていたファンメイが頼もしい相棒を連れてパワーアップしてたのには驚きました。サクラは信念は立派なんだけどそれを成し遂げるための余裕が足りないせいで何かやらかしそうで怖いですね。今後は謎に包まれていた大気制御衛星と3人の科学者にアリスという存在について語られるようなのでそれぞれの陣営がどう動くのか楽しみ。クレアのツンデレが今回のNO1。2014/11/12
晦夢
12
賢人会議は北極でシンガポール自治軍と接触する。一方シティロンドンのファンメイ、エドはシンガポール牽制のために出撃していた。錬たち、ヘイズたち、そして祐一も集まり事態は大きく動いていく。ヘイズとクレアのコンビが素晴らしく好き。ついに明らかになるのか大気制御装置の謎。という訳で次巻も楽しみ。2015/05/08
nob
9
シリーズ第11巻。北極を舞台に賢人会議と同盟を結ぼうとしているシティシンガポールとファンメイたち所属のシティロンドンの戦闘が始まるが、地下には大戦前の秘密の地下施設が…。シティオスロの生き残りや大気制御衛星の謎を探しに来たヘイズたち、シティモスクワのエージェントも関わってきて既刊の主要キャラ全員集合して、とても面白い。地下施設が動き始めたところで次巻に続く。2019/07/02
ひのえ
5
主人公たち全員集合。ウィザブレほのぼの組も復活して、まぁいつも通り衝突。ただし早くも共闘(一時停戦)しそうな予感。あらすじからして、魔法士について追求するのかな?まだ始まったばかりでなんとも言えないが、ウィッテンが遺したものやアリスなど、いろいろと気になるので続きに期待。久しぶりに読むと主要登場人物が多くてこんがらがる。2014/09/26