電撃文庫<br> Kaguya―月のウサギの銀の箱舟

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電撃文庫
Kaguya―月のウサギの銀の箱舟

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  • サイズ 文庫判/ページ数 318p/高さ 15cm
  • 商品コード 9784048670142
  • NDC分類 913.6
  • Cコード C0193

内容説明

“自分の見ているものを他人に見せることができる”という使い道のない超能力を持つ真田宗太。そんな超能力を隠して普通に生活していた宗太は、ある日、自分の住んでいるマンションの前で不思議な少女と出会う。少女は素肌にシーツを巻きつけただけの姿で、頼りなげにしゃがみこんでいて、しかも目が見えない様子で…。ひょんなことからその少女、立花ひなたと一緒に暮らしはじめた宗太は、彼女が特別な力を持っていることを知り…。不思議系ヒロインとのラブストーリー、誕生。

著者等紹介

鴨志田一[カモシダハジメ]
1978年4月11日生まれ。神奈川県出身(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
※書籍に掲載されている著者及び編者、訳者、監修者、イラストレーターなどの紹介情報です。

感想・レビュー

※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。

スズ

30
自分が見ている風景を他者に見せる異能を持つ高校生の真田宗太は、盲目で重力支配の異能を持つ立花ひなたという少女と出会い、同棲生活を始める。彼女と共に学校生活を送る宗太だったが、学校の下駄箱から生徒の生首が発見されて…。目が見えないひなたを支えそうとするが無防備な彼女の姿にドキドキする宗太と、「大丈夫です!」と言いつつも、シャツのボタンを留め間違ったりするひなたの二人の生活が良い感じ。執行人と名乗る異能者が裏で殺人を犯していた人々を殺害していき、それを阻止をしようと宗太達が奮闘した。恋をしたひなたの今後に期待2016/11/07

真白優樹

15
さくら荘や青ブタといった数々の大ヒット小説を生み出した鴨志田先生。その手によってさくら荘よりももっと前に生み出されたこの物語。後の物語に続く日常の賑やかさが感じられる中、最近の読者様がよく知るであろう作風とはかけ離れた血が迸り死が溢れた、エグくて冷たいシリアス度が心に突き刺さってくる物語であり、青ブタ辺りから鴨志田先生を知った読者様は少し覚悟して読んだほうが良いかもしれない物語である。が、特有の面白さは変わらないのでお勧めしたい。さて、月の兎が見守る彼等の物語の行方とは。 次巻も須らく期待である。2019/07/17

ぶなぶな

9
自分の視界を他人に共有する超能力を持つ真田宗太がある夜の日にシーツだけを纏う目の見えない少女・ひなたと出会いはじまるボーイ・ミーツ・ガール。いきなりカタカナ用語出てきて面食らったけど異能力系のSFという感じかなこれ。あと人が死んだりもする。主要キャラかと思った人物があれだったりで驚いたりしたけどとりあえずひなたが最高にかわいい。ひなたがちょこまか動くだけでほんわかした気分になれる。主人公とヒロインのやり取りの素晴らしさはさすが鴨志田先生と言わざるをえない。千歳は負けヒロインっぽいですね(主観)2019/02/26

ツバサ

8
ラブコメ、異能バトルの配分が微妙だったが、ひなたちゃんの可愛さで読まされた。さくら荘、青ブタからこの作品を読んだけど、そこまでのめり込めないかな。2017/09/04

サエズリ割津

8
イチャラブ青春ものだと思って読んだら案外異能バトルがあって驚いたが、まあまあ面白かった。異能が使える子供たちムーンチャイルドが引き起こす事件を頭は切れるが他人に視界を渡すという地味な能力しかない主人公と重力干渉という強い異能を持つが目が見えないヒロインが協力して解決する話。ラブコメと異能バトルと推理ものが混ざりあった感じがわりと好み。下手をうつとカオスになりそうなバランスを上手く保っていたので次巻も期待して読みます。2015/10/30

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