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内容説明
怪異が蠢く禁断の館。その最奥にいたものとは―元気に泣く人間の赤子だった。赤子は立派な少年と少女に成長する。だが、そのささやかな平穏は破られる。赤子が怪異の子だという資料の流出。二人は追い詰められていく。かくして退屈な依頼に殺されそうだった湊の登場である。なぜ怪異の館に赤子はいたのか。二人は本当に人間なのか。不可思議な事象に湊の知性は驚くべき論理的解決を見出していく。だが見過ごした一つの可能性。それが恐るべき事態を引き起こすのだった!
感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
水無月冬弥
66
「こ、このペテン師が!」と思わず叫びそうだった大どんでん返しでした。内容だけでもいろいろ考えさせられるのに、すべてを掌のうえで転がしていたミナトが凄すぎる。スズちゃんも不思議ちゃんでかわいかったし…、あ、一くんはムッツリだと思います(おい)2014/09/12
ゆみきーにゃ
65
《購入》今回は長編。まさかまさかの展開、湊の頭の良さに脱帽する。沙耶頑張ったね!2014/09/07
ううち
58
怪異を科学的に解いていくのが面白くて読みやすいシリーズです。ハイブリッド怪異って凄いな…。総本山と御蔭神道の人たちが法力や霊力を使って攻撃するシーンは映画みたいで壮大。序盤の喫茶店シーンが笑えます。次巻が楽しみです。2015/03/02
た〜
55
怪異をここまで生き物的に扱うか。3話目の種明かしはなかなか驚き。でもちょっと湊くんらしくないか?総本山のお偉いさんその1の小物感とその2の陰謀感の対比が面白い。ラストシーンからすると次からシリーズの纏めに入るのかな?有ちゃん今後も活躍?2017/10/07
ネムコ
35
詐欺師・ミナトの本領発揮。必死な彼もいいけれど、こういう皆の斜め上を皮肉な笑いを浮かべながらゆくところがやっぱりミナトらしい。真面目な沙耶ちゃんが可哀想だったな(笑) そして次巻が楽しみ♪2014/08/26