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内容説明
巨大生物“蟲”によって変貌した近代。その左目に“蟲”の力を宿し欧羅巴の地に降り立った秋津慧太郎は、蟲愛づる魔女アンリ・ファーブルたちとともに訪れたパリの地で、自らの秘密を探し始める。しかしその道行で彼らが出会うのは、逃げ切れぬ過去。謎を秘めた魔女マルティナの、悩み多き女騎子クロエの前に訪れる過去は、花の都に絶望的な崩壊を呼ぶ歌へと彼らを導いていく。そして慧太郎の前に裸蟲たちの王にして、もう一人の“ジゲン流”使いが立ちはだかるとき、大いなる陰謀が動き出す。まだ見ぬ荒園をめざすスチームパンク・ファンタジー、急転直下の第3弾!
感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
アウル
30
いろいろと一気に話が進んだな。敵側の主力も勢ぞろいし各キャラとのバトルや因縁が出てきたが次巻で上手い事まとめられるのかな?ダーウィンが変態すぎて笑ったが嫁さんも大概で吹いたw2014/07/15
METHIE
29
敵幹部がどんどん登場してパリが消滅の危機に。 メガネっ子のマルティナは初登場から胡散臭い感じがしたがやはり敵幹部、 ノエは子供でありながら凶暴な殺人鬼、クリザッドはケイよりも遥かに上なジゲン流のタツジン! それにしてもクロエがアニメ化されたら負け犬ヒロインを演じさせたら天下一品の喜多村英梨ことキタエリに相応しいキャラクターになってきたな、 同性愛に悩み始める(彗太郎はもちろん男性です、魔法でごまかしているだけ) 2014/07/26
異世界西郷さん
29
今回も面白かったです。3巻目からいろいろと状況が動き出して次の展開が気になって仕方がなかったです。「示現流」vs「薬丸自顕流」の対決はなかなかゲキアツでした。それにしてもノエの可愛さは異常です。あの娘が次の巻でどうなってしまうのか気になります。次は来月に刊行予定とのことで楽しみです。2014/07/20
まりも
29
こいつはやられました。次で第一部完なだけあって大きく物語が動いてきましたね。今まで派手な動きをしていなかった敵側の幹部が勢揃い。窮地に追い込まれる主人公、そしてバラバラになっていく仲間たち。1、2巻で世界観と舞台を完璧に作り上げ3巻で物語を動かす。キャラの動かし方が本当に素晴らしいですね。大きな挫折と敗北を経験した彼らは次回どうなるのか。それぞれどのように戦いそしてどんな結末になるのか来月が待ち遠しい。2014/07/13
T.Y.
25
聖歌隊の公演でパリに向かう慧太郎達。だがパリでは、首相ティエールやルイ・ボナパルト派のテロリスト達も絡んだ「ブリュム・ド・シャルール」の陰謀が待ち受けていた。ブリュム・ド・シャルール幹部との対決、友との決別、それぞれ問い質される道。青臭い理想を掲げ続けることは尊くとも、理解を絶した者まではまでは救えないのか。慧太郎があまりにも純粋過ぎるのならば、彼を「剣」として振るう主に相応しいのは誰か。つまるところ、この激動の時代の次なる導き手は誰なのか。前後編で次巻決着のようなので楽しみ。同時代人でダーウィンも登場。2014/07/23
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