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内容説明
恵奈を救うため、単身敵地に乗り込んだ里弥の前に、新ヘロデア派の四姉妹が立ちはだかる。同じ頃、ホルダ派の精鋭部隊も動きだした。更に、サロメを狙うノクティフェリア、「ヘロデアの心臓」を狙うマスカラミア等、各人の思惑が入り乱れる中、「あちら側」と「こちら側」を繋ぐ扉が開かれる。赤い満月の浮かぶ夜空を無数の悪魔が覆い尽くし、世界が滅びを迎える時、恵奈の前に明かされる二千年前の真実。過去の魔女たち全ての思いを小さなその身に受け止めて、少女は決断を下す―。佐藤ケイ×文倉十の実力派コンビで贈る、壮大な魔女奇譚、完結!
著者等紹介
佐藤ケイ[サトウケイ]
第7回電撃ゲーム小説大賞“金賞”受賞(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
※書籍に掲載されている著者及び編者、訳者、監修者、イラストレーターなどの紹介情報です。
感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
まりも
19
完結。1冊にこれだけの内容を詰めることが出来るのはすごいな。敵、味方すべての登場人物の過去や真相が語られ、その過去から繋がっていく展開に感動して涙が出てしまった。さくらから里弥へと継がれた思いが恵奈をオリエント婦人とさせ悪魔、魔女を眠りに導き救いを与える。生き残ったナターシャとノクティフェリアは道を間違わせずに済むのか。今度の未来は無事続いてほしいと思わせる綺麗な終わり方は見事。素晴らしい作品でした。2014/04/13
Yobata
15
サロメの四姉妹に連れ去られた恵奈。恵奈を取り返す為にサロメのアジトへ一人で立ち向かう里弥。アンドレイの救援によりホルダ派も集まり、ノクティフェリアやマスカラミアも自身の目的の為に行動し始め、ついにオリエンテの夜を迎え二千年前の真実が明かされる。二千年間の魔女の想いを知った恵奈の決断は…?魔女奇譚完結。最後の最後まで各魔女達が恵奈や里弥の心に触れて立場をコロコロと変えて今どうなってんだ感は否めなかったけど、自分の信念を貫く魔女達の想いは熱いものがあった。サロメの婆さんは意外と早くに退場したものの、さくらを→2014/04/10
T.Y.
14
ノクティフェリア、サロメ、マスカラミアとヘロデア、さらには2000年前のオリエンテ婦人とサティアと、それぞれの過去と真相が明かされる。さくらと里弥、それにアボンドとレイチェル、歳郎と皆の命と想いを受け継ぎ、恵奈は世界の危機を前に決断する――。サティアもヘロデアも、求めたものは魂の安らぎと幸福のための智だったが、それは現世での利害のために歪められた。けれども智そのものは悪ではない。激変の後、これからはどのような智を築くのか、それは生き残った者達の手に託されている。素晴らしい感動の完結編。2014/04/11
みーこ@ただのねこ(春毛)
13
なんというか真相解明編的な内容で、いろいろと詰め込んであるような印象をうけた。おもしろかったけれど、最終巻にあれだけ回想的シーンをつめこむならもう少し緩やかな展開でもよかったのになーと感じる。私がこう思うのは、こんなに早くこの作品が終わってしまってさみしく思っているからだけ、なのかもしれないけれど。2014/04/12
晦夢
9
う〜んなんかダメだった。合わない。3巻で纏めてしまったのが間違いな気がする、3巻に収まりきる量じゃないぞ…それぞれのキャラの過去までは…。割りかし纏まってはいたけど、情報が詰まり過ぎてて読むの疲れた。2014/06/03
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