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内容説明
豊臣秀吉を天下人へと導いた、黒田官兵衛。関白となった秀吉に「わしが死んだあとに天下をとるのは、この男しかいまい」とまで言わしめた、不敗を誇る天才軍師である。戦場では、しばしば意表をつく知略を発揮し、多くの敵から恐れられたが、自らを頼る相手は決して裏切らず、生涯、正室一人を愛し続けた実直な武将だったという―。2014年大河ドラマの主人公となる黒田官兵衛。その波瀾万丈の半生を描く本作。上巻では、秀吉との出会いから天下統一までの足跡を追う。
著者等紹介
今岡英二[イマオカエイジ]
1978年、広島県生まれ。日本史・中国史に造詣が深く、歴史ライターとして多くの著作物に執筆参加している。小説は『天下人の軍師―黒田官兵衛、風の如く迅速に(上)』がデビュー(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
※書籍に掲載されている著者及び編者、訳者、監修者、イラストレーターなどの紹介情報です。
感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
saga
28
NHK大河ドラマの影響で書店の官兵衛コーナーから本作上下巻を選んだのだが…二度と著者の本は買わない。読み始めてすぐに、油断をしないように言う例えで官兵衛が家臣・栗山に「人間万事塞翁が馬という言葉もある」などと言わせる場面に違和感を覚え、「○○、ということだった。」という結びを多用するのに辟易し、登場人物の会話に臆面もなく現代風の言い回しをさせている。伝記ともいえる時代小説に浸ろうとする読者の気持ちに冷水を浴びせるのだ。時代考証を勉強してほしい。仕方なく下巻へ進む。2016/06/22
sin
8
情に熱いヒューマンタイプな官兵衛さん。大河ドラマの人物像にやや近い感じもある。語り口としてはまろやかな感じで歴史通じゃなくてもすんなり読むことができると思います。2014/07/31
りんりん
6
大河ドラマの前にと思って手に取った。歴史小説としては軽い感じかな。大人になってからの官兵衛が描かれており、歴史的事実、それぞれの人物の関係を押さえておくのには、いいかも。2014/01/03
(●▲●)とらうまん(*^◯^*)
5
2014年大河ドラマで主人公となる、不敗の天才軍師・黒田官兵衛の半生を描いた歴史小説。 上巻では秀吉との出会いから天下統一までが描かれ、毛利攻めや中国大返しで見せた軍略と交渉の数々には、秀吉じゃないけどひたすらに唸らされましたw 秀吉や竹中半兵衛、妻や息子、そして家臣たち。飄々とした不惑の将ながら、義にあつく想いを実直に守り続けた、まさしく絆の人だなと思いました。 下巻では晩年の秀吉が蒔いてしまった火種がどう影響していくのか、関ヶ原での暗躍におけるドラマとは、そういったところに注目していきたい。2013/12/31
YUKO
4
大河ドラマを見てるので読んでみました。「だから官兵衛足引きずってたのね!!」と納得。理系で中2以降は日本史と疎遠だった私でも読みやすかった。でも、もう少し日本史の知識を入れてから、もう一度読みたい。2014/02/02