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出版社内容情報
カフェ六分儀。そこはココロを繋ぐ喫茶店。
変わり続ける人生に、ココロ解きほぐす待合室で珈琲を。ここは『カフェ六分儀』。
人は生きている限り、変わり続ける。だからこそ人生には、ふと立ち止まって自分を見つめ直すことのできる場所が必要だ。
ここは、東京・自由が丘、熊野神社参道脇に佇む『カフェ六分儀』。
店の顔である飾り棚に並ぶのは、宛名のない“贈り物”。
その等価交換を通じて自らと向き合えば、きっと一番大事なものが見えてくる。
ツンヘタレなアラサーシェフ作家と、珈琲を愛して止まないバツイチマスターが、香味豊かな一杯の珈琲とともに、あなたに幸せなひとときをお届けする物語。
内容説明
人は生きている限り、変わり続ける。だからこそ人生には、ふと立ち止まって自分を見つめ直すことのできる場所が必要だ。ここは、東京・自由が丘、『カフェ六分儀』。“贈り物”の等価交換を通じて自らと向き合えば、きっと一番大事なものが見えてくる。ツンヘタレなアラサーシェフ作家と、珈琲を愛して止まないバツイチマスターが、香味豊かな一杯の珈琲とともに、あなたに幸せなひとときをお届けする物語。
著者等紹介
中村一[ナカムラハジメ]
第15回電撃小説大賞応募をきっかけに、2010年にデビュー(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
※書籍に掲載されている著者及び編者、訳者、監修者、イラストレーターなどの紹介情報です。
感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
papako
61
シリーズ3巻。ますます楽しめた。新キャラ登場で、次はマスター日高の過去か何かか?と思ったら、カフェ六分儀の危機が!ドリップ以外にできることがない日高、作家業がテンパる拓、そんな2人と少なくなるシフトに悲しくなるチマ。しかし、最終巻か?と思いたくなる程の総動員で危機に立ち向かうチマと常連ズというかチマファン達。カフェ六分儀のチームワークで乗り切った!うん、楽しかった。美味しいコーヒーいれなきゃ!2018/11/28
スズ
49
二人の兄弟、贈り物を探す少女、シングルマザーと幼い息子など、今回も六分儀は色々な人の心を繋いでくれました。知磨が自由が丘の人々に愛されていることがよく分かり、彼女の頑張りなどが認められていた。ライバル店の登場で閑古鳥が鳴く六分儀を何とかしようと独自に動き出す知磨と、六分儀の飾り棚を通して大切なものを得ることが出来たかつてのお客さんたちが協力してくれる様子が良かった。茶葉をひじきみたいと表現した知磨に笑ってしまい、オレンジペコーは柑橘系の香りがする紅茶ではないことに驚いた。今巻で完結のようなので残念。2016/09/25
たるき( ´ ▽ ` )ノ
47
うーん・・・。なんだか最後がしっくり来ない感じだったかな。マスターなら、もっと自分で頑張れた気がするし、知磨にそこまで力があるのも違和感があるし。紅茶について色々と知ることができたのは良かった♪2019/02/17
ななりー
36
シリーズ第3弾。紅茶王子と弟ハルくんの話。被写体が揃わなくて1度も撮ったことがない写真が家族写真っていうのは、なんとも切ない。こじれた兄弟仲がほどけて良かった。日高さんと拓さんの高校時代の話。いい友情だなあ(棒読み)日高さんは敵に回しちゃいけないタイプですね。六分儀存続の危機のお話は、知磨ちゃん大活躍でした。存続の為に集まってくれる人が沢山いるっていうのも、素敵な場所を守りたいからですよね。日高さんと拓さんあっての六分儀。その橋渡しの知磨ちゃん。バランスが良いな。拓さんと知磨ちゃんの仲はどうなんですかね。2016/04/06
はな
35
図書館本。2巻で苦戦したため読むかどうか迷ったけれど、読んでみた。2巻よりは読みやすくてよかった。登場人物がどんなだったかがわかるって大事だなと。カフェの危機がラストにあったけれど、そこからのリカバリーが町の人たちの優しさだったり、常連さんだったりスタッフの人柄なのだろうと思いました。2017/10/10