出版社内容情報
巨匠の本気！ たっぷり466ページ！ 大河ロマンスの大本命。
少年のように育ったヨーロッパの公女ギゼラ。政略結婚で嫁いだのは遊牧民の王子。男同士の様な友情を感じるも囁かれた言葉は、「おまえは、美しすぎる」。
内容説明
少年のように育ったヨーロッパの姫ギゼラ。政略結婚で嫁いだ先は大草原―「覇王」と呼ばれる遊牧民最強の王子。戦場で共に戦い、認め合う仲に。同志として惹かれるも囁かれた言葉。「おまえは、美しすぎる」初夜で愛され「女」になった自分を知る。そして人々から恐れられる「覇王」が妻にだけ見せる優しさも。脆さも…。
感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
陸抗
12
史実をベースにした、国取り物語。これ、普通の小説として出してもおかしくないよね。むしろ、このレーベルでは浮きそう。遊牧民族に嫁いだヨーロッパの姫が主役なので、旦那さんの方がメインの小説も、機会があれば読んでみたい。出てるみたいですし。2018/03/09
デイジー
5
買ったものの、プロローグを読んで諦めた。これは多分、私がTLに求めるものとは違う気がした。一般文芸書として読めばよいのだろうけど。後世談は苦手なのよ。主人公たちが死んでしまっているから。それに、私的には、TLは大団円でのハピエンは譲れない。エンタメ小説でいちゃラブ＆勧善懲悪、カタルシスのために読むのだから、幸せな気分で読了したい。なので、いい悪いというのではなく、お門違いでした。よって、ほぼ未読のまま終了。2021/11/25
こだま
2
花衣さんの作品すっごい久しぶりに読んだー。なんちゃって歴史ものかと思ってたら実在の人物なのね。おもしろかったです。が、コパーニュさんの設定が？だった。この人関係だけ急にファンタジーになるのがめちゃ違和感…フツーに権勢欲強いじーさんでよかったんでは。2015/12/10
十六夜
0
な、長い、長すぎる……。これはTLじゃない。TL要素をちょっとだけ含んだ大河ドラマだ。花衣先生は実在の人物をモデルにするのがお好きのようだけど、今回もしっかり背景踏まえつつ、ファンタジー要素も絡めて上手く作ってあるな～と感心。ヒーローのおかげでヒロインが振り回されていろいろ不憫。妊娠してんのに馬で全力疾走はあかんよ、と読んでいるこっちがハラハラしたわ。
