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内容説明
怪異を知る者でもにわかには信じがたい、神話上の存在。だが、それはいた。身長2000メートル、超弩級の怪異。ダイダラボッチの出現は終末すら予感させるものだった。そのひと足で町が壊滅する。動く天災に国家機関も動きだす。防衛省幹部、幕僚らが居並ぶ席に、ラフな青年がひとり。場違いな雰囲気をこれ見よがしに発散する湊である。だが、湊の驚くべき発案に、周囲の目は変わる。それは神話を現代物理学で解明する、神への挑戦とも言えるものだった。
感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
ymartak
16
今回は長編。怪異のスケールも特大ならば、解決方法も大掛かり。その中でキャラクター達が、それぞれ「らしい」活躍をしているのが嬉しい。同梱のドラマCDも作品の雰囲気がきちんと出ていて素晴らしい。2015/10/28
サエズリ割津
12
今回の怪異はもののけ姫等でお馴染みのデイダラボッチでした。怪異を科学的に打ち倒すシリーズではあるけど量子力学まででてくるとは。ミナトのスタンスや態度は変わりありませんが怪異を観測して死者をだした沙耶に対し思いやりを見せるなど少しずつ弟子の2人に心を開いているのかも。ドラマCDは作者の希望通りのキャスティングということで完璧でした。ミナトアニメ化の際はキャスト据え置きでお願いしたいです。2015/09/30
kumo
11
★★★★★2015/10/12
こう
11
ドラマCD!完全に湊でした。沙耶もユウキもよかったです。すごく良かった…良かったよ…。(このキャストでアニメ化しないかな)//口絵の猫さん…なるほど…そういう繋がり……。誰を相手にしても湊は相変わらずで、ブレない。子供たちには優しいですけど。//ちょっと物理だか科学だかの部分をもう一回読んできます。先が気になってスルーしかけたので…orz2015/10/02
えびちり
10
普段は特にCDには興味はないのに、なぜか勢いでこちらを購入。未聴。相変わらずそれぞれのキャラ立ち位置がぶれなくて、テンポ良くて面白いです。嫌われ者を率先してやる湊ですが、もう少しやり方があったのではないかとハラハラしますが。今回は総本山も御蔭神道でもない陣営が多く出張るせいか、馴染みのない感じで落ち着かなかった感じです。ダイダラボッチと量子学の説明には納得。文系脳でもわかりやすい説明で、感動しました。あ、自分は沙耶ちゃんに関してはユウキ君派です。ユウキ君はいい男になる。絶対。2015/09/29