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出版社内容情報
身長2000メートル、超弩級の怪異。ダイダラボッチの出現は終末すら予感させるものだった。すべてが桁違いの怪異になすすべはない。だが、湊はその怪異の“神話”を科学的に解釈、解体しようと試みる。
内容説明
怪異を知る者でもにわかには信じがたい、神話上の存在。だが、それはいた。身長2000メートル、超弩級の怪異。ダイダラボッチの出現は終末すら予感させるものだった。そのひと足で町が壊滅する。動く天災に国家機関も動きだす。防衛省幹部、幕僚らが居並ぶ席に、ラフな青年がひとり。場違いな雰囲気をこれ見よがしに発散する湊である。だが、湊の驚くべき発案に、周囲の目は変わる。それは神話を現代物理学で解明する、神への挑戦とも言えるものだった。
感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
ゆみきーにゃ
85
《購入》シリーズ9作目。今回の話は難しすぎて頭がこんがらがる。自衛隊も活躍(?!)するし、スケールが大きくてどんな終わりになるのかと思ったけど最後の最後まで楽しめた〜。2015/10/12
ううち
48
神話級の怪異とあって、御蔭神道と総本山、公安や自衛隊まで巻き込んだスケールの大きさ。湊の科学的な解釈も凄いけれど、戦術に使うブツが存在することを知っているのが凄い。そして人脈も。沙耶ちゃんとユウキくんがお国の方々に名の知れた存在と分かって、なんだかちょっと誇らしい。ドラマCDも気になりますね。2015/12/02
マインドキャップ
35
読了!今回も最高でした! あれほどの圧倒的な存在に対して有効な手段を見つけ出せる主人公の頭脳に痺れました。妖怪打倒推理モノという良くわからないジャンルでここまで読ませてくれるのはこの作者さんしかいません。そして相変わらず後日談が面白すぎる!バスの中で読んでいたんですが、危うく笑い声をあげてしまう所でした(笑)。次回が待ち遠しいです!2015/12/14
agiagi
29
今回の怪異は『ダイダラボッチ』も~、つい先日『進撃の巨人』を観てきたばかりなので、思わずまた巨人かいとクスッとしてしまった。2000メートルをこえるダイダラボッチ。どのような攻撃も通じない、総本山、御陰神道を巻き込んで退治と思ったら…そういうこと!!相変わらず、湊の突拍子もない戦術で…(^^)次も楽しみです2015/09/29
坂城 弥生
23
長編、ダイダラボッチ編。ミナトのやり方も問題ありだと思うけど、お偉方の面の皮の厚さもどうなんだ、と思った。2018/07/13
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