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出版社内容情報
錬金術師たちの次なる目的地は、太陽の召喚により一夜で滅んだというアッバスの町。天使が残した謎を紐解いたとき、思いもよらない事態が待ち受け――。眠らない錬金術師と白い修道女の本格ファンタジー第7弾!
内容説明
錬金術師たちの次なる目的地は、太陽の召喚により一夜で滅んだというアッバスの町。クースラは、長く旅を続けていく中で巡り合った旅の同伴者たちに、居心地の良さを感じていた。その気持ちを振り払うかのように、天使が残した『太陽の欠片』の調査を始めるクースラの前に、書籍商を名乗る男フィルが現れる。フィルもまた異端審問官アブレアが残した伝説の足跡を追っており、アッバスの町に古くから伝わる『白い悪魔の生贄の儀式』こそがその手がかりではないかと語る。儀式が行われる祭壇を調査するうちに、伝説の真相に近づいていくクースラたち。だがその時、思いもよらない事態が彼らを待ち受けて―?
著者等紹介
支倉凍砂[ハセクライスナ]
1982年12月27日生まれ。第12回電撃小説大賞銀賞受賞(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
※書籍に掲載されている著者及び編者、訳者、監修者、イラストレーターなどの紹介情報です。
感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
チェシャ猫
53
クースラの変化に注目。最初の頃とは別人ですか・・・。自分でも認めてしまってますけどね。実はイリーネはクースラのことがと思いながら読んでます。今回の謎はすぐに予測できたんだけど、血を含んだ土からあの薬の材料はできるもんなんでしょうか?色々調べたけど見つからない。肥溜めの土から材料を取り出すというのは聞いたことがあるんですが・・・。硫酸と硝酸も一つの材料からできるの不思議だし。(他にも材料の変化はありますが。) 白くまの肝は本当に毒だというのはびっくり。2016/03/27
まりも
49
シリーズ第7弾は太陽の召喚により一夜で滅んだとされるアッバスの街で、『太陽の欠片』の謎を追う話。面白かったです。これまで仲間とともに旅をしてきた事によって生じたクースラの内面の変化や、フェネシスの可愛さ、更にはスピンオフ作品からフィルが参加と今回も色々盛りだくさんで読み応え充分でした。内容たっぷりすぎて読んでる途中で、これで最終回なのかな?と勘違いしてしまうくらいです(笑)最後まで諦めない中でクースラが掴んだ真相、その真相を完璧に明かすために訪れる地でなにが起きるのか。次巻も楽しみです。2015/09/12
ランタン
45
たしかにシリーズ最高かもしれない。イラストのクオリティが上がった気がした。密偵の人たちもかわいそうというかなんというか。次も楽しみ。2016/09/15
よっち
43
『太陽の欠片』の調査のため北方のアッバスの町を訪れたクースラたちが、調査を進めていくうちに思わぬ事態に巻き込まれていく第七弾。今回「少女は書架の海で眠る」のフィルが、成長した姿で鍵を握るキーマンとして登場。クースラが言動の端々に心境の変化を感じさせる中、信頼できる仲間たちと試行錯誤の末についに見出した新発見。しかしそこから状況の変化もあっての暗転、最後まで諦めなかったがゆえの逆転劇と、今回も著者さんらしいカタルシス溢れる展開でした。クースラとフェネシスの関係もなかなかいい感じになってきて次巻も楽しみです。2015/09/11
た〜
42
クースラはウルちゃんにすっかり腑も骨も抜かれつくしたのでありました(笑)このまま終わってもいいのではないかというくらいに盛り上がった今巻。でもまだいくつか謎が残されたままなのでもう1冊、ということか2017/03/11
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