出版社内容情報
その未来は『絶望』か『生還』か。復活を期す古豪チーム『レッドスワン』に、容赦なき決着の刻が迫る――。少年たちは輝く<星冠>を取り戻すため、最後の決戦に挑む。
内容説明
その未来は『絶命』か『生還』か。復活を期す古豪チーム『レッドスワン』に、容赦なき決着の刻が迫る―。インターハイ予選で痛根の敗北を喫した赤羽高等学校サッカー部だったが、稀代の変わり者、女性監督、舞原世怜奈の奇策によってラストチャンスを得る。高校サッカー界最大の祭典、冬の全国選手権への出場が叶えばチームは存続、予選で敗退すれば廃部となることが決まったのだ。世怜奈の指導の下、戦力強化を図っていくレッドスワンにあって、選手生命を断たれた高槻優雅もまた“指揮者”として鍛えられていく。そして、監督より課せられた二つの難題に悩む日々の中、17歳になった優雅にも予期せぬ恋の季節が訪れて…。この情熱だけは、絶対に誰にも奪わせやしない。少年たちは輝く“星冠”を取り戻すため、最後の決戦に挑む。レッドスワンサーガ、誇りと覚悟の第二幕!
著者等紹介
綾崎隼[アヤサキシュン]
1981年生まれ。新潟市出身。第16回電撃小説大賞・選考委員奨励賞受賞作の『蒼空時雨』でメディアワークス文庫よりデビュー(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
Moemi
30
前巻と比べて恋愛要素が濃くなってきて、綾崎さんの本領発揮!と言ったところなんですが、なんだか優雅がモテすぎで、ラブコメ漫画の主人公みたくなってる気がする…。個人的には、誰ともくっつかないで、サッカーが恋人のまま終わらせて欲しいなーなんて思ってます。三巻に期待!!2015/12/09
あおでん@やさどく管理人
28
レッドスワンサーガ2作目。「人を動かす」という意味では、作家とサッカーの監督は似ているのかもしれない。自分の描く物語の中で、サッカーの監督として思い通りに試合を動かすことができて、綾崎さんは楽しかったのだろうと思う。読者にもそれが伝わってくる。次巻が完結編だが、優雅がプレーすることはあるのだろうか?2017/02/02
モモンガ
23
★★★★楽しめました。2015/12/03
johnta_rou
21
レッドスワンサーガ第2巻。チームの存続をかけて戦うレッドスワン。三角関係、新メンバー天馬の火種の具現化…冒頭から何だかバタバタ;そんな中の勧誘寸劇、楓の「お大事にしやがれ」、相変わらずの葉月先輩に超なごむw穂高の希望が奇襲となった偕成学園戦。考え抜いた優雅の作戦が光る。美波は監督がナイスキャラwはー面白かった!やっと読めたのと話の展開にスッキリ。優雅&華代、楓&七海の行方や如何に(’-’*)♪2016/05/14
椎奈
21
【2015.0728】やはり綾崎さんが描く恋愛描写はたまらない。綾崎さんが生みだす男の登場人物は感情を押し殺す、感情を知らない人が多いから心配になる。だからこそ三馬鹿トリオのお気楽さと馬鹿さや伊織や天馬の真っ直ぐさが好き。サッカー描写ももちろん熱い。レッドスワンの成長を感じてすごく感動した。世怜奈のように純真な目で笑い、躊躇いなく未来を信じる人は凄い。色々『赤白鳥の星冠』の扉絵で察した。エピローグは試合も楓も気になることばかり。優雅がピッチに立ってる姿を早く見たい。2015/08/07