- ホーム
- > 和書
- > 文庫
- > 日本文学
- > メディアワークス文庫
出版社内容情報
美人だけど趣味も性格もどうにもオッサン臭いねーちゃん。彼氏に振られた夜に赤提灯で一人酒。二日酔いで目覚めた朝、何故かシブイ中年男性の人格が姉の身体に同期していた!? 非日常的コメディサスペンス!
内容説明
美人だけど趣味も性格もどうにもオッサン臭い姉、利津。彼氏に振られた夜に赤提灯で一人酒。冷酒になめろう、愚痴をわめきながら酔いつぶれ、弟に介抱されて家に帰る。そうして二日酔いで目覚めた朝、姉の中には本当に「オッサン」が棲んでいた!姉の身体に触れれば、確かに野太い男性の声がテレパシーのように聞こえてくる。幻覚?二重人格?それとも悪霊が取り憑いた?その声の正体を調査していく中で、とある殺人事件との関連が見えてくるのだが…。
著者等紹介
佐原菜月[サハラナツキ]
2011年に刊行した『シアンの憂鬱な銃』(電撃文庫)でデビュー(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
※書籍に掲載されている著者及び編者、訳者、監修者、イラストレーターなどの紹介情報です。
感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
hirune
41
10年前の殉職した刑事をしていた父の事件の謎を巡って、精神的おっさんな女子大生と彼女に憑依した謎のおっさんと出来過ぎな弟のドタバタミステリー。一番怪しい奴がやっぱり犯人だったけど、どの推理小説でも警察組織は腐ってるなぁ^^;しかし、おっさん!青少年にかっこいいタバコの吸い方なんか教えちゃ絶対いかん!!自分もせっかく12年も禁煙してたんだからそのまま続けなさいよ(`・ω・´)2017/05/10
佐島楓
38
親父くさい性格の姉の体に、本物のおっさんが憑依する・・・というちょっと笑ってしまう展開に、ミステリを絡めていて、単純に愉しめる要素満載でした。このきょうだいの関係がとてもいいのですよ。2015/09/19
libra
17
姉に取りついた謎の「おっさん」の正体を突き止めていくうちに父親の事件に辿りつくミステリー。ラノベで装丁とタイトルで迷惑な姉としっかり者の弟の日常を描いた話だろうと想像して読んでみると、まさかのミステリー展開。姉が残念そうなのは半分くらい当たっていたけど。途中で「おっさん」の正体がなんとなく分かった、、、しょんぼりな気分で読み進めたら二転三転する展開で、裏切られて飽きさせられず読む前の期待以上に面白かった。自分は姉がいないので姉がいたらどうだったんだろうと想像しながら読んでも面白い。2016/03/19
くろねこ
13
よかったー♬ セリフの掛け合いがテンポいいから一気に読める。。 犯人は結構早めに目星がつくけど,途中でちょっと揺さぶられるので残念感はないし満足(´∀`) 終わりもステキ♡2016/05/31
たこやき
13
美人だけど、言動がオッサン臭い姉に、本当の「おっさん」が憑いて!? 正直、自分がおっさんだからかも知れないが、姉の性格好きだなぁ(笑) いーじゃん、野球に熱くなってヤジとか飛ばしてても(笑) そんな姉に憑いた、もうちょっと常識人な「おっさん」と、二人に振り回される弟。三人のキャラクターが立っていて、そして、姉弟の父の死の真相へ……。謎解き自体は小粒だし、終盤、ややドタバタな感はあるのだけど、キャラクターのたった三人の心情描写とか、上手く緩急を取り入れており、最後まで楽しめた。2015/11/20
-
- 和書
- 駅頭の男 - 歌集